大崩山塊アドベンチャーハイク2 廻沢林道へ
歩行記録 H29-2-7(火)
歩行時間:2時間10分 休憩時間:1時間45分 延時間:3時間55分
出発時刻:8時00分 到着時刻:11時55分
歩 数: 3、549歩(推定距離2.52km) GPS距離2.3km
行程表
本郷バス停 0:15> 立石神社 0:30> 3本目農道 0:35> 北のピーク 0:30> 池の平 0:30> 富士見峠 0:10>
30号鉄塔 0:15> 28号峰 0:20> 林道出合 0:05> 廻沢林道出合
28号(318m)峰付近概略図
※点線部分は推定です
池の平から廻沢林道に行く一般ルートは、富士見峠から高草山に出て鞍掛峠へ向かう途中から林道に入るのが一般的だろう。
しかし今回は “アドベンチャーハイク” と銘打ってある以上そんな一般ルートは歩きません。
池の平からハイキングコースを富士見峠まで歩き、そこから別尾根で28号峰に行きそこの急斜面を下って廻沢林道に出るコースです。
例により危険な場所は無いが、28号峰からは浮石の多い急な斜面ですので転倒に気を付けて下る必要があります。
池の平(標識の先はハイキングコース) 池の平(標識の先はアドベンチャーコース)
池の平から富士見峠までは藤枝市のハイキングコースに指定されているので道標が各所にあり迷う事はない。
新しい階段 1号鉄塔 視界を邪魔する茶の木
池の平から富士見峠の間の3ヶ所に新しい階段が設置された。厚い板の階段で高さが低くて歩きやすい。これが花沢山などに
ある擬木2段の階段だと、短足な私には高すぎて歩きにくいのでついつい階段の横を歩いてしまう。
そんな人が多いのか結果的にそちらに道が出来てしまい、階段はさらに歩きにくくなっている場所が多い。
池の平を過ぎた最初の鉄塔は岡部分岐線1号鉄塔です。(下の写真は麓から見た鉄塔の位置です。)
最初の鉄塔を過ぎ更に二つの階段を登り、道が下りになった所に28号峰の分岐があるが、今はそれは見過ごして一先ず
富士見峠まで下ります。
背丈より高く伸びた放置茶畑で、本来見える筈の志太平野も隠されてしまいました。
高草山から北のピークへ続く尾根
見る角度によって違ってくるが、この写真では北のピークと池の平間は結構離れていて、富士見峠から高草山は近く
見えます。
以前焼津の講演会で講師の方が
「高草山は三角点の場所より、大きいアンテナの方が高いという人がいるが、我が家からみればアンテナの方が低い
ことが分かる」 と話していたが、多分あの講師はこの写真を写した辺りに家があるのだろう。
確かに写真ではアンテナの方が低く見えるが、実際には三角点側よりアンテナのあるピークの方が2m弱高いようです。
富士見峠からの富士山
富士山ビューポイントに指定されている富士見峠からの富士山です。手前の山には満観峰の山頂が写っています。
北のピークと比べてどちらの富士山が・・・・・ 止めましょう。言っても詮が無い事ですから。
双眼鏡があれば山頂にいる人の姿も分かるでしょうが、私の肉眼ではそこまでは見えません。
枯れススキの間から 経塚山が見える
富士見平を紹介した看板の後ろは雑草が延びて視界を邪魔しているが、少し下った潮見平への分岐からは志太平野は一望できる。
先週経塚山を歩いたおかげで経塚山の山座同定ができるようになったので、早速知ったかぶりで紹介します。
28号峰の分岐 30号鉄塔(434m)
今来た道を28号峰への分岐まで少し登り返した分岐には、道標は無いが送電線点検路の標識が建っている。
ハイキングコース側には石の道標もあり分岐の場所は分かりやすい。ただ入口には通行不能の印だろう枯枝が置かれている。
分岐を少し入ると手製の道標があるが、この道標は大崩山塊のハイキングコース以外で道でよく見かける道標です。
この道標があるお陰で私はこうして “アドベンチャーハイク” などと称して歩く事ができるのです。感謝しています。
この道標の素晴らしいのはコースの入口には無く、コースを少し入った所にあることです。こうしておけば一般ハイカーが間違って
入り込む事を防げます。今日も北のピークでも見かけました。
30号鉄塔は鉄塔の右奥の付根に登ってから左を見れば点検路の標識があるのでそこに入る。
南アルプス 29号鉄塔(350m)
尾根道になり前方には白くなった南アルプスも見えるのだが枯枝が邪魔をしてカメラのピントを合わす事ができなかった。
28号鉄塔 28号(318m)峰
私はこのピークを28号峰と呼んでいるが一般的には318m峰とするようです。それが分かっていながら28号峰としているのは
“何m峰” では記憶に残らなく忘れてしまうからです。
廻沢林道に下る分岐の先に鉄塔は有るが残念ながら景色を見る事ができない。そこで本当は嫌なのだが鉄塔横にある、それこそ
正真正銘の318m峰のピークに茨を掻き分け登ることになる。今日も痛い思いをしながら登って写真を写して来ました。
南アルプス 廻沢集落
もっと白い峰を写したかったのだが手前の山に隠れて少ししか見えなかった。30号鉄塔では見えていたので標高が下がったのだ
ろうと調べると、何と何と30号鉄塔より116mも標高が下がっていた。確かに下りだったがそんなに下がったとは思えなかったが。
南アルプスの下にはこじんまりと廻沢集落が見えている。陽が当たりのどかに見えているが、朝が遅く夜が早いので現代では住み
にくい場所だろう。この集落が落人部落だったとは聞いた事はないが、集落が小さく固まり一致団結しているように見える。
高草山 北のピーク?
後ろを振り返ると高草山が見えている。ここからでも右の三角点側の方が高く見えるので心配になり地理院の地図で確かめると、
間違いなく三角点は501mで大きなアンテナ側は502mあった。
これっぽちの差は気にすることは無いだろうが、講演会の話とかアンテナ側に建った高草山の山名表示杭に 「502.9m」 とあるので
何となく気になってしまう。
西側には北のピークと思える尖がりが見えるが、だがその横には鉄塔が見えている。多分あれは3号鉄塔だろう。なら横のピークは
北のピークではない。では鉄塔の場所より14m高い北のピ-クはどれだろう? わかりませ~ん。
廻沢林道の降り口分岐 廻沢林道の降り口入口
ピークから下りて点検路の分岐に戻る。下を覗くと黒い樹脂の階段が見えるが砂が被さっていてその一部しか見えていない。
サーここからが二つ目のアドベンチャーハイクの本番です。
ここは既に4回歩いているがいつも林道から登りばかりで下った事はない。初めてここを歩いたとき急な傾斜に驚いたが、距離が
短いので何とかなっていた。その急傾斜を下るのだから慎重に行かないと。
枕状溶岩? 農業用ケーブル
急斜面にも色々あり、立木が多い所は上りでも下りでも立木を利用しながら歩けるので比較的に楽だ。例えば伊豆三山で歩いた
葛城山の背面登山口は立木が多くて比較的楽だった。
一方安倍奥の大谷嶺は立木は無かったが、傾斜のきつい上部は一歩下るたびに土砂全体が動くので案外楽だが登りは大変だった。
その点ここは掴まる立木は無いし、土砂の下は固くなっているので一歩一歩慎重に下らないと滑ってしまう。しかもゴロゴロした浮石が
多く、下手にその上に足を乗せると滑ってしまうこと間違いなしだ。
下りの途中に河原石をコンクリで固めたような岩があるが、まさかこんな場所で落石防止工事をするわけはない。きった枕状溶岩
だろうと思っているが確かなことは分からない。
斜面の下部には農業用ケーブルの残骸があるので、この辺りで何か栽培していたのだろうが、既に何を作っていたか分からない。
林道が見えた 点検路の案内標識
思っていたより時間は掛かったがようやく下に林道が見えてきた。
林道には中電の送電線点検路の標識が建っている。
ここを下ってきました 廻り沢林道に到着。
林道から下ってきた斜面を見上げると崩れ始めている石垣が何段も見える。ケーブルが有ったり石段があったりで以前はかなりの
物を生産していたのだろうが今では見る影もなく、何を栽培していたかもわからない。こんな日照時間の短い場所では、ミカンだって
お茶だって栽培には向いていないと思うが一体何を作っていたのだろう。
降り立った林道は既に使われていずに廃道に近い状態だ。ここをさかのぼって行けば高草山方向に向かうので踏み跡があるかも
しれないが今のところ興味は湧いてこない。今はこの28号峰への道で十分です。
廻沢林道との合流点に車が停まっていた。28号峰の道を歩いたのだろうか?
歩行記録 H29-2-7(火)
歩行時間:2時間10分 休憩時間:1時間45分 延時間:3時間55分
出発時刻:8時00分 到着時刻:11時55分
歩 数: 3、549歩(推定距離2.52km) GPS距離2.3km
行程表
本郷バス停 0:15> 立石神社 0:30> 3本目農道 0:35> 北のピーク 0:30> 池の平 0:30> 富士見峠 0:10>
30号鉄塔 0:15> 28号峰 0:20> 林道出合 0:05> 廻沢林道出合
28号(318m)峰付近概略図
※点線部分は推定です
池の平から廻沢林道に行く一般ルートは、富士見峠から高草山に出て鞍掛峠へ向かう途中から林道に入るのが一般的だろう。
しかし今回は “アドベンチャーハイク” と銘打ってある以上そんな一般ルートは歩きません。
池の平からハイキングコースを富士見峠まで歩き、そこから別尾根で28号峰に行きそこの急斜面を下って廻沢林道に出るコースです。
例により危険な場所は無いが、28号峰からは浮石の多い急な斜面ですので転倒に気を付けて下る必要があります。
池の平(標識の先はハイキングコース) 池の平(標識の先はアドベンチャーコース)
池の平から富士見峠までは藤枝市のハイキングコースに指定されているので道標が各所にあり迷う事はない。
新しい階段 1号鉄塔 視界を邪魔する茶の木
池の平から富士見峠の間の3ヶ所に新しい階段が設置された。厚い板の階段で高さが低くて歩きやすい。これが花沢山などに
ある擬木2段の階段だと、短足な私には高すぎて歩きにくいのでついつい階段の横を歩いてしまう。
そんな人が多いのか結果的にそちらに道が出来てしまい、階段はさらに歩きにくくなっている場所が多い。
池の平を過ぎた最初の鉄塔は岡部分岐線1号鉄塔です。(下の写真は麓から見た鉄塔の位置です。)
最初の鉄塔を過ぎ更に二つの階段を登り、道が下りになった所に28号峰の分岐があるが、今はそれは見過ごして一先ず
富士見峠まで下ります。
背丈より高く伸びた放置茶畑で、本来見える筈の志太平野も隠されてしまいました。
高草山から北のピークへ続く尾根
見る角度によって違ってくるが、この写真では北のピークと池の平間は結構離れていて、富士見峠から高草山は近く
見えます。
以前焼津の講演会で講師の方が
「高草山は三角点の場所より、大きいアンテナの方が高いという人がいるが、我が家からみればアンテナの方が低い
ことが分かる」 と話していたが、多分あの講師はこの写真を写した辺りに家があるのだろう。
確かに写真ではアンテナの方が低く見えるが、実際には三角点側よりアンテナのあるピークの方が2m弱高いようです。
富士見峠からの富士山
富士山ビューポイントに指定されている富士見峠からの富士山です。手前の山には満観峰の山頂が写っています。
北のピークと比べてどちらの富士山が・・・・・ 止めましょう。言っても詮が無い事ですから。
双眼鏡があれば山頂にいる人の姿も分かるでしょうが、私の肉眼ではそこまでは見えません。
枯れススキの間から 経塚山が見える
富士見平を紹介した看板の後ろは雑草が延びて視界を邪魔しているが、少し下った潮見平への分岐からは志太平野は一望できる。
先週経塚山を歩いたおかげで経塚山の山座同定ができるようになったので、早速知ったかぶりで紹介します。
28号峰の分岐 30号鉄塔(434m)
今来た道を28号峰への分岐まで少し登り返した分岐には、道標は無いが送電線点検路の標識が建っている。
ハイキングコース側には石の道標もあり分岐の場所は分かりやすい。ただ入口には通行不能の印だろう枯枝が置かれている。
分岐を少し入ると手製の道標があるが、この道標は大崩山塊のハイキングコース以外で道でよく見かける道標です。
この道標があるお陰で私はこうして “アドベンチャーハイク” などと称して歩く事ができるのです。感謝しています。
この道標の素晴らしいのはコースの入口には無く、コースを少し入った所にあることです。こうしておけば一般ハイカーが間違って
入り込む事を防げます。今日も北のピークでも見かけました。
30号鉄塔は鉄塔の右奥の付根に登ってから左を見れば点検路の標識があるのでそこに入る。
南アルプス 29号鉄塔(350m)
尾根道になり前方には白くなった南アルプスも見えるのだが枯枝が邪魔をしてカメラのピントを合わす事ができなかった。
28号鉄塔 28号(318m)峰
私はこのピークを28号峰と呼んでいるが一般的には318m峰とするようです。それが分かっていながら28号峰としているのは
“何m峰” では記憶に残らなく忘れてしまうからです。
廻沢林道に下る分岐の先に鉄塔は有るが残念ながら景色を見る事ができない。そこで本当は嫌なのだが鉄塔横にある、それこそ
正真正銘の318m峰のピークに茨を掻き分け登ることになる。今日も痛い思いをしながら登って写真を写して来ました。
南アルプス 廻沢集落
もっと白い峰を写したかったのだが手前の山に隠れて少ししか見えなかった。30号鉄塔では見えていたので標高が下がったのだ
ろうと調べると、何と何と30号鉄塔より116mも標高が下がっていた。確かに下りだったがそんなに下がったとは思えなかったが。
南アルプスの下にはこじんまりと廻沢集落が見えている。陽が当たりのどかに見えているが、朝が遅く夜が早いので現代では住み
にくい場所だろう。この集落が落人部落だったとは聞いた事はないが、集落が小さく固まり一致団結しているように見える。
高草山 北のピーク?
後ろを振り返ると高草山が見えている。ここからでも右の三角点側の方が高く見えるので心配になり地理院の地図で確かめると、
間違いなく三角点は501mで大きなアンテナ側は502mあった。
これっぽちの差は気にすることは無いだろうが、講演会の話とかアンテナ側に建った高草山の山名表示杭に 「502.9m」 とあるので
何となく気になってしまう。
西側には北のピークと思える尖がりが見えるが、だがその横には鉄塔が見えている。多分あれは3号鉄塔だろう。なら横のピークは
北のピークではない。では鉄塔の場所より14m高い北のピ-クはどれだろう? わかりませ~ん。
廻沢林道の降り口分岐 廻沢林道の降り口入口
ピークから下りて点検路の分岐に戻る。下を覗くと黒い樹脂の階段が見えるが砂が被さっていてその一部しか見えていない。
サーここからが二つ目のアドベンチャーハイクの本番です。
ここは既に4回歩いているがいつも林道から登りばかりで下った事はない。初めてここを歩いたとき急な傾斜に驚いたが、距離が
短いので何とかなっていた。その急傾斜を下るのだから慎重に行かないと。
枕状溶岩? 農業用ケーブル
急斜面にも色々あり、立木が多い所は上りでも下りでも立木を利用しながら歩けるので比較的に楽だ。例えば伊豆三山で歩いた
葛城山の背面登山口は立木が多くて比較的楽だった。
一方安倍奥の大谷嶺は立木は無かったが、傾斜のきつい上部は一歩下るたびに土砂全体が動くので案外楽だが登りは大変だった。
その点ここは掴まる立木は無いし、土砂の下は固くなっているので一歩一歩慎重に下らないと滑ってしまう。しかもゴロゴロした浮石が
多く、下手にその上に足を乗せると滑ってしまうこと間違いなしだ。
下りの途中に河原石をコンクリで固めたような岩があるが、まさかこんな場所で落石防止工事をするわけはない。きった枕状溶岩
だろうと思っているが確かなことは分からない。
斜面の下部には農業用ケーブルの残骸があるので、この辺りで何か栽培していたのだろうが、既に何を作っていたか分からない。
林道が見えた 点検路の案内標識
思っていたより時間は掛かったがようやく下に林道が見えてきた。
林道には中電の送電線点検路の標識が建っている。
ここを下ってきました 廻り沢林道に到着。
林道から下ってきた斜面を見上げると崩れ始めている石垣が何段も見える。ケーブルが有ったり石段があったりで以前はかなりの
物を生産していたのだろうが今では見る影もなく、何を栽培していたかもわからない。こんな日照時間の短い場所では、ミカンだって
お茶だって栽培には向いていないと思うが一体何を作っていたのだろう。
降り立った林道は既に使われていずに廃道に近い状態だ。ここをさかのぼって行けば高草山方向に向かうので踏み跡があるかも
しれないが今のところ興味は湧いてこない。今はこの28号峰への道で十分です。
廻沢林道との合流点に車が停まっていた。28号峰の道を歩いたのだろうか?