大崩山塊アドベンチャーハイク1 立石神社から池の平へ
歩行記録 H29-2-7(火)
歩行時間:1時間50分 休憩時間:0時間25分 延時間:2時間15分
出発時刻:8時00分 到着時刻:10時15分
歩 数: 3、549歩(推定距離2.52km) GPS距離2.3km
行程表
本郷バス停 0:15> 立石神社 0:30> 3本目農道 0:35> 北のピーク 0:30> 池の平
大崩山塊を歩く時は目的のピークを決めて歩く事が多いが、今回はピークではなくルートを主体に歩く事にした。
そのルートも一般ルートはなるべく避け、目印を辿るルートを選定した。
但し、私が歩くのですから危険な場所はなく、注意深く歩けば誰でも歩けるコースです。
名付けて 「大崩山塊アドベンチャーハイク」 。
自分でも好きだなぁ、と思うし、人によっては 「何が冒険コースだ」 という向きもあると思いますが、マー許してください。
今回は少しでも多くの人に歩いてもらい、踏み跡を濃くしたいので道案内をしながら紹介します。
北のピークまでの地図
初回のコースは表題を見れば誰もが “なんだ。あそこかぁ” と見当がつくコースですが、初めてここを歩く人にはきっと小さな
冒険となるでしょう。かく言う私もこのコースは3回目でようやく歩き通す事ができました。
バス停近くからの北のピーク 常夜灯
以前は焼津駅から1時間かけて歩いて来たのだが、最近はバスを使うようになってしまった。
300円で楽で温かい経験を一度味わってしまうと、もう後には戻れません。
立派な自然石を組み合わせた秋葉神社の常夜灯が立っている。ここを右に行く。
立石神社境内の摂社 登山道入口
駐車場とトイレがある立石神社に参拝し、神社の左側を行くと一番奥に 「古毛利神社」 の社がある。
この社の左側が登山道の入口で、入口から下を見ると登山道となる涸沢が見えている。
沢状の登山道
景色も見えない沢状の道というより、沢を道に利用したのだろう。古い道や遍路道などで時折見かける形状です。
この道も以前は岡部の人が高草山に行くときに利用したのですが、今では物好きが北のピークに行くとき利用するぐらいでしょうか。
一見歩きにくそうな道ですが腐葉土が溜まりフアフアした感じで私は好きです。
沢状の道は3本目の農道に出るまで続いて、基本的にはこの沢状の中を歩くが、時々右側の縁を歩く時がある。
だが左側の縁を歩く事はないので頭に入れておいてください。
1本目の農道 松ぼっくり
最初の農道に出たら左前方のコンクリートの手前に道が続いている。写真では狭そうに見えるが実際は太い沢の中に道がある。
広い沢状の道に入ると、細長い松ぼっくりが所々に落ちている。普段目にする黒松の松ぼっくりは、もっと丸みがあるのでこれは赤松?
後で調べてみると 「ドイツトウヒ」 とも思えたが、こんな山の中に外国の木が有る訳はないと、さらに調べると、どうやら
「トウヒ(唐檜)」 らしいと思えてきた。
トウヒの生育分布は本州とあるのでほぼ当たりだろう。葉がモミに似ているとあるので次回忘れなければ確認してみよう。
トウヒの語源は 「材質がヒノキに似ていて代用として使えるため、唐風のヒノキ」 らしい。
どうせなら “盗檜” として “桧の人気をねたんで桧の形を盗んだ” とか “等檜” = “ヒノキと同じような木” なんてのはどうだろう。
そうそう調べている過程で松ぼっくりの語源が面白かった。なんと 「松陰嚢(まつふぐり)」 が転訛した言葉だそうです。フーン成程!
沢の中の道 ミカン畑の上に農道が見える
道というより踏み跡ですが基本的にはこの中を歩く。
踏み跡が右の縁に上がるとミカン畑があり、その先には2本目の農道が見える。
2本目の農道 岡部内谷見える
2歩目の農道に出たら次は鉄の手摺のある斜面を登る。
沢状の道を右に上がった所から国道1号線が潮山に向かって行くのが見えている。1号線が右にカーブする手前が本郷バス停辺り。
作業小屋の後ろを行く 3本目の農道
小屋の後ろと云ってもすぐ後ろではなく少し離れた後ろを上に行く。
3本目の農道も2本目と同じように手摺のある斜面を登る。
最初の標識 場違いに立派な石垣
3本目の農道からの道は今までの沢状の道とは一変して林の中の急登になる。
踏み跡? と探しても、有るような無いような所もあるので、ここは木に巻いてある目印テープを辿って登ることになる。
今日最初(?)の私製の道標が目に入る。更に上っていくと、こんな林の中に何故だと思うような立派な石垣に出るので左横を進む。
先ずそんな事はないが、農道から林に入り、10分歩いてもこの石垣に出ない時は道を外しているのでやり直しを・・・・
石垣の先に道標があり向きを上に変えるが石垣の上には何もない。
右に小屋が見える 左隅の竹藪に突っ込む
石垣の上に出ると右に小屋が見えてくる。ここまでは誰もが辿る事ができるが、ここから道を失う場合が多いらしい。
ここで小屋の方に行ってから上を目指すと放置茶畑で進めなくなります。ここでは小屋と反対側の左隅の竹藪に入ります。
竹藪と云っても入口だけで、すぐ放置茶畑と林の間に踏み跡が出てきます。
例年12月頃には道を整備してくれる人がいて、もっとスッキリしているのですが今年は整備が行われていないようでした。
それでもここが通り道だという事は分かりますよね。
3枚目の写真はまるで畑を耕したように道が掘返されていて歩き易かった。きっと猪が(蚯蚓取りで)整備してくれたのだろう。
こんな場所もあるけど、それでも人が通った感じはしますよね。
途中に小屋があったり杉の木が数本立っているが、それより先には行かないで手前を上に向かいます。
何ともいい加減な説明ですが実際歩くより言葉で説明する方が難しい場所です。
ここまで来ればピークは近い ピーク下の石
放置茶畑の間を登っていくと大きな石に出ます。昨年まではここから富士山や南アルプスが富士山が見えていたが、今年は
背丈より高く伸びた茶の木に邪魔をされて見る事ができない。数m先の高い場所に行っても景色は駄目でした。
北のピ-クからの富士山
仕方なく茶の枝の低い所まで下って写した写真です。しかしそこからでは南アルプスは見えません。
今年の北のピ-ク 一昨年の北のピ-ク
恐れていたことが現実になってしまいました。今年はまだ歩く事ができたが2・3年後はどうでしょう。茶の木を切らない限り通行不能に
なる事は間違いないと思います。
北のピークは藤枝市に属しています。その藤枝市は市内各所に “富士山ビューポイント” を指定しているので、北のピークも富士山
ビューポイントに指定して整備してもらえないでしょうか。どうですか、中々いい富士山と思いませんか。
このルートは私にとっては利用価値が大きくて、特に大崩山塊の焼津側から見える尾根の全てを歩く 「北のピークと焼津3山」 と
自称するコースは、ここ北のピークから、高草山、満観峰、花沢山と歩きカンポ下がゴールの長距離ルートです。
それも出来なくなってしまいそうだ。
ここでこのコースを歩く上での注意を一つ。雨後は勿論、梅雨の降りた午前中は避けてほうが無難です。ササや茶の木についた
水滴でびしょ濡れになる事間違いありません。
尾根の四等三角点 前回歩いた蓮華寺池が見えている
気を取り直して北のピークを出発する。ここからは稜線歩きになるし、池の平からピストンをする人もおり道に迷う事はない。
茶畑横の尾根道に 「標高378.8m 鼻ヶ谷四等三角点」 がある。茶畑の農作業に邪魔にならに様に地下に埋れこまれた珍しい
形態の三角点だ。
ここ迄も時々右(西)側が開け志太平野が見えていたが、進むに連れて南が開け駿河湾が徐々に大きくなってきて、反対に北の
山は少しづつ小さくなってくる。
手前の山並は潮山で次の山並が先週歩いた清水山の山並だ。出発点の蓮華寺池がかすかに見える。
写真右の一番奥には 「茶」 の字で有名な粟ヶ岳が頭だけ出していた。
岡部分岐線3号鉄塔 高草山
尾根沿いの道の横に中電の送電線の鉄塔が建っている。この鉄塔と池の平や富士見峠上の鉄塔は尾根にあるので、麓からも
良く見え山座同定に役に立つ鉄塔です。
山を歩いていると送電線の鉄塔にはよく出あうが、中々鉄塔番号が分かりにくい。鉄塔自体に番号を書いてあるのは稀で、途中に
ある点検路の案内板から推定しているのだが、すぐ忘れてしまう。この鉄塔はたまたま案内板を写してあったので分かった。
鉄塔付近は雑木が切り払われていて高草山が見えていた。このあと高草山に行くか行かないかは次回のお楽しみです。
時折こんな場所もあるが尾根を外さなければ良いので、どうと云った事はない。
管理された先に志太平野が 池の平
綺麗に刈り込まれた茶畑が出てきたら池の平です。
池の平は尾根を下った広場ですが今日は尾根を下りません。尾根の上からベンチに座ったつもりで先に進みます。
歩行記録 H29-2-7(火)
歩行時間:1時間50分 休憩時間:0時間25分 延時間:2時間15分
出発時刻:8時00分 到着時刻:10時15分
歩 数: 3、549歩(推定距離2.52km) GPS距離2.3km
行程表
本郷バス停 0:15> 立石神社 0:30> 3本目農道 0:35> 北のピーク 0:30> 池の平
大崩山塊を歩く時は目的のピークを決めて歩く事が多いが、今回はピークではなくルートを主体に歩く事にした。
そのルートも一般ルートはなるべく避け、目印を辿るルートを選定した。
但し、私が歩くのですから危険な場所はなく、注意深く歩けば誰でも歩けるコースです。
名付けて 「大崩山塊アドベンチャーハイク」 。
自分でも好きだなぁ、と思うし、人によっては 「何が冒険コースだ」 という向きもあると思いますが、マー許してください。
今回は少しでも多くの人に歩いてもらい、踏み跡を濃くしたいので道案内をしながら紹介します。
北のピークまでの地図
初回のコースは表題を見れば誰もが “なんだ。あそこかぁ” と見当がつくコースですが、初めてここを歩く人にはきっと小さな
冒険となるでしょう。かく言う私もこのコースは3回目でようやく歩き通す事ができました。
バス停近くからの北のピーク 常夜灯
以前は焼津駅から1時間かけて歩いて来たのだが、最近はバスを使うようになってしまった。
300円で楽で温かい経験を一度味わってしまうと、もう後には戻れません。
立派な自然石を組み合わせた秋葉神社の常夜灯が立っている。ここを右に行く。
立石神社境内の摂社 登山道入口
駐車場とトイレがある立石神社に参拝し、神社の左側を行くと一番奥に 「古毛利神社」 の社がある。
この社の左側が登山道の入口で、入口から下を見ると登山道となる涸沢が見えている。
沢状の登山道
景色も見えない沢状の道というより、沢を道に利用したのだろう。古い道や遍路道などで時折見かける形状です。
この道も以前は岡部の人が高草山に行くときに利用したのですが、今では物好きが北のピークに行くとき利用するぐらいでしょうか。
一見歩きにくそうな道ですが腐葉土が溜まりフアフアした感じで私は好きです。
沢状の道は3本目の農道に出るまで続いて、基本的にはこの沢状の中を歩くが、時々右側の縁を歩く時がある。
だが左側の縁を歩く事はないので頭に入れておいてください。
1本目の農道 松ぼっくり
最初の農道に出たら左前方のコンクリートの手前に道が続いている。写真では狭そうに見えるが実際は太い沢の中に道がある。
広い沢状の道に入ると、細長い松ぼっくりが所々に落ちている。普段目にする黒松の松ぼっくりは、もっと丸みがあるのでこれは赤松?
後で調べてみると 「ドイツトウヒ」 とも思えたが、こんな山の中に外国の木が有る訳はないと、さらに調べると、どうやら
「トウヒ(唐檜)」 らしいと思えてきた。
トウヒの生育分布は本州とあるのでほぼ当たりだろう。葉がモミに似ているとあるので次回忘れなければ確認してみよう。
トウヒの語源は 「材質がヒノキに似ていて代用として使えるため、唐風のヒノキ」 らしい。
どうせなら “盗檜” として “桧の人気をねたんで桧の形を盗んだ” とか “等檜” = “ヒノキと同じような木” なんてのはどうだろう。
そうそう調べている過程で松ぼっくりの語源が面白かった。なんと 「松陰嚢(まつふぐり)」 が転訛した言葉だそうです。フーン成程!
沢の中の道 ミカン畑の上に農道が見える
道というより踏み跡ですが基本的にはこの中を歩く。
踏み跡が右の縁に上がるとミカン畑があり、その先には2本目の農道が見える。
2本目の農道 岡部内谷見える
2歩目の農道に出たら次は鉄の手摺のある斜面を登る。
沢状の道を右に上がった所から国道1号線が潮山に向かって行くのが見えている。1号線が右にカーブする手前が本郷バス停辺り。
作業小屋の後ろを行く 3本目の農道
小屋の後ろと云ってもすぐ後ろではなく少し離れた後ろを上に行く。
3本目の農道も2本目と同じように手摺のある斜面を登る。
最初の標識 場違いに立派な石垣
3本目の農道からの道は今までの沢状の道とは一変して林の中の急登になる。
踏み跡? と探しても、有るような無いような所もあるので、ここは木に巻いてある目印テープを辿って登ることになる。
今日最初(?)の私製の道標が目に入る。更に上っていくと、こんな林の中に何故だと思うような立派な石垣に出るので左横を進む。
先ずそんな事はないが、農道から林に入り、10分歩いてもこの石垣に出ない時は道を外しているのでやり直しを・・・・
石垣の先に道標があり向きを上に変えるが石垣の上には何もない。
右に小屋が見える 左隅の竹藪に突っ込む
石垣の上に出ると右に小屋が見えてくる。ここまでは誰もが辿る事ができるが、ここから道を失う場合が多いらしい。
ここで小屋の方に行ってから上を目指すと放置茶畑で進めなくなります。ここでは小屋と反対側の左隅の竹藪に入ります。
竹藪と云っても入口だけで、すぐ放置茶畑と林の間に踏み跡が出てきます。
例年12月頃には道を整備してくれる人がいて、もっとスッキリしているのですが今年は整備が行われていないようでした。
それでもここが通り道だという事は分かりますよね。
3枚目の写真はまるで畑を耕したように道が掘返されていて歩き易かった。きっと猪が(蚯蚓取りで)整備してくれたのだろう。
こんな場所もあるけど、それでも人が通った感じはしますよね。
途中に小屋があったり杉の木が数本立っているが、それより先には行かないで手前を上に向かいます。
何ともいい加減な説明ですが実際歩くより言葉で説明する方が難しい場所です。
ここまで来ればピークは近い ピーク下の石
放置茶畑の間を登っていくと大きな石に出ます。昨年まではここから富士山や南アルプスが富士山が見えていたが、今年は
背丈より高く伸びた茶の木に邪魔をされて見る事ができない。数m先の高い場所に行っても景色は駄目でした。
北のピ-クからの富士山
仕方なく茶の枝の低い所まで下って写した写真です。しかしそこからでは南アルプスは見えません。
今年の北のピ-ク 一昨年の北のピ-ク
恐れていたことが現実になってしまいました。今年はまだ歩く事ができたが2・3年後はどうでしょう。茶の木を切らない限り通行不能に
なる事は間違いないと思います。
北のピークは藤枝市に属しています。その藤枝市は市内各所に “富士山ビューポイント” を指定しているので、北のピークも富士山
ビューポイントに指定して整備してもらえないでしょうか。どうですか、中々いい富士山と思いませんか。
このルートは私にとっては利用価値が大きくて、特に大崩山塊の焼津側から見える尾根の全てを歩く 「北のピークと焼津3山」 と
自称するコースは、ここ北のピークから、高草山、満観峰、花沢山と歩きカンポ下がゴールの長距離ルートです。
それも出来なくなってしまいそうだ。
ここでこのコースを歩く上での注意を一つ。雨後は勿論、梅雨の降りた午前中は避けてほうが無難です。ササや茶の木についた
水滴でびしょ濡れになる事間違いありません。
尾根の四等三角点 前回歩いた蓮華寺池が見えている
気を取り直して北のピークを出発する。ここからは稜線歩きになるし、池の平からピストンをする人もおり道に迷う事はない。
茶畑横の尾根道に 「標高378.8m 鼻ヶ谷四等三角点」 がある。茶畑の農作業に邪魔にならに様に地下に埋れこまれた珍しい
形態の三角点だ。
ここ迄も時々右(西)側が開け志太平野が見えていたが、進むに連れて南が開け駿河湾が徐々に大きくなってきて、反対に北の
山は少しづつ小さくなってくる。
手前の山並は潮山で次の山並が先週歩いた清水山の山並だ。出発点の蓮華寺池がかすかに見える。
写真右の一番奥には 「茶」 の字で有名な粟ヶ岳が頭だけ出していた。
岡部分岐線3号鉄塔 高草山
尾根沿いの道の横に中電の送電線の鉄塔が建っている。この鉄塔と池の平や富士見峠上の鉄塔は尾根にあるので、麓からも
良く見え山座同定に役に立つ鉄塔です。
山を歩いていると送電線の鉄塔にはよく出あうが、中々鉄塔番号が分かりにくい。鉄塔自体に番号を書いてあるのは稀で、途中に
ある点検路の案内板から推定しているのだが、すぐ忘れてしまう。この鉄塔はたまたま案内板を写してあったので分かった。
鉄塔付近は雑木が切り払われていて高草山が見えていた。このあと高草山に行くか行かないかは次回のお楽しみです。
時折こんな場所もあるが尾根を外さなければ良いので、どうと云った事はない。
管理された先に志太平野が 池の平
綺麗に刈り込まれた茶畑が出てきたら池の平です。
池の平は尾根を下った広場ですが今日は尾根を下りません。尾根の上からベンチに座ったつもりで先に進みます。