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Channel: はぐれ遍路のひとりごと
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さわやかウォーキング デビュー

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JRさわやかウォーキング・デビュー  H28-9-3(土)

歩行記録                            
歩行時間:4時間50分   休憩時間:1時間00分   延時間:5時間50分
出発時刻:8時40分     到着時刻:14時30分
歩  数: 31、155歩(推定距離22.2km)    GPS距離24.0km
行程表
 菊川駅 0:40> JA河城支店 0:25> 下倉沢公会堂 0:20> 上倉沢棚田(上) 0:35> 牧之原公園 0:15> 金谷駅(11:15着) 
 万歩計推定距離11.1km    GPS距離11.7km   延時間2時間35分   休憩時間40分

 金谷駅 1:05> 天神社 0:40> 中條銅像 0:50> 六合駅(14:30着) 
 万歩計推定距離11.1km    GPS距離12.3km   延時間2時間55分   休憩時間20分

 ブログ仲間は低山歩きの蜘蛛の巣が嫌いらしく敬遠する人が多い。
昨年までは "蜘蛛の巣払い" を会得した、と自画自賛して、嫌いは嫌いだが左程敬遠はしていなかった。
それが今年は皆の嫌だ!嫌だ!の声に影響されたのか、何故か億劫な気持ちが湧いてしまった。
ではどこを歩こうかと考えて、遠江33観音の続きと思ったが、次回はこの霊場の中で一番きつ天浜線原田駅から大尾山
(661m)を越えて掛川駅までの36kmのコースになる。これではまだ歩く気力は湧いてこない。
だは、ウォーキングをと思うがコースを考えるのが面倒だ。

 仕方なくネットで歩こう会の例会を調べたがヒットした物がなかった。代わりにヒットしたのがJRさわやかウォーキングで、
内容を見ると菊川駅から倉沢の棚田を経由して金谷駅まで12kmのコースだった。
倉沢の棚田は何回も行っているが菊川からはまだ歩いた事は無く、稲刈りの時季の棚田も見た事がない。
ならばそのコースを歩いてみよう。

 JRさわやかウォーキングの事は以前から知っていたが、お世話になるのは75才過ぎてからの事だと思っていた。
何しろあの大人数で街中を歩いているのを見ると、元気なうちはとても仲間には入れないと思っていた。
それでも低山も危なくなり、コースを考えるのが嫌になるであろう75才を過ぎたならお世話になろうと思っていた。
だが今回は丁度よい機会で、元気なうちにそのシステムを知れば年を取ってからも容易に仲間入りできる。
少々早いが "さわやかデビュー" することにした。

 
               スタートの菊川駅                                  社?

 菊川駅に着くと長い行列で驚いたが、受付は簡単でその日のコース地図を貰うだけだった。
地図を受取れば自由に出発できる個人歩行で、コースも地図を見なくて要所要所には案内板があり、いやそんな事より大行列の中に
入っているのだから道を間違えようもなかった。

 杉の葉で覆われた小屋があったが、前には鳥居が建っていたので社なのだろう。覗き込んだが中は空っぽだった。

  
                                  潮海寺の仁王門

 潮海寺の仁王門を見学して少し戻って次に進むのだが、仁王門の先に寺は無かった。仁王門だけが残ったのだろうか?
マーそんな事より、仁王門に登る階段が狭いナ~と感じたのに、案内には
 「地元の祇園祭で、屋台が仁王像前の急な階段を上り下りするさまは大迫力です。」 と紹介してあった。
大迫力かどうかは分からないが、この階段を神輿を担いで走って上り下りするでは危険が伴いそうだ。

 
                倉沢の棚田(下より)                            倉沢の棚田(上より)

 農協や公民館を利用した休憩所には冷茶が用意され無料で配られていた。地元の農産物も販売され覗いている人も多い。
トイレも準備されているので女性も安心て参加できるのだろう。
行きの電車の中にもウォーキングに参加しそうな人がたくさん乗っていたのには驚いたが、JRは絶好なイベントを開発した物だと思う。
コースの案内板や景品などに費用が掛かるものの、利用客の減る土日にも乗客増が見込めるのだからJRはたまらないだろう。
この調子ならば私が本格利用を考えている3年後も、このウォーキングは続いているだろう。

 矢張りこの時期の棚田は見る影は無かった。田植え前の田圃に水が張られた時は、水と畔の緑がハッキリしていて小さな田圃の
形や高低差が分かるのだが、稲が成長した今は田圃の形は不鮮明で、同じ色のため高低差もはっきりしていなかった。
矢張り棚田は田植えの前後が見頃だと思う。

 
                閉館中のお茶の郷                           大井川を挟んだ金谷と島田

 棚田から先は何回も歩いているの結構道は知っている積りだった。ところが今日歩いてみると道路の新設工事が行われていて
今まで歩いていた旧道は通行止めになっていた。道路が完成しても跨道橋が出来ないと歩く事が出来そうもない。

 ウォーキングのルートは旧道でなく車道を指示していたので、私一人は旧道を歩いたが、私の後を続く人は一人もいない。
皆さん真面目で近道をしようなど考えないようだ。

 お茶の郷に着いたがロープを張ってあって立入禁止になっていた。エッ! 潰れたの? と思ったがウマに付いた看板に
 「リニューアル工事注意に伴い休館中です。 県有地につき関係者以外立入禁止」 となっていた。
待てよ お茶の郷って島田市の施設ではなっかたのか? と疑問に感じ調べてみると
 「静岡県が進める「茶の都構想」の拠点施設として、島田市から静岡県へ移管して改装を行うため、下記のとおり休館することと
なりました。」 とあったが、閉館日(H28-5-30)は書いてあったがオープンの日は分からなかった。
何れにしろ閉館してから2か月経っているのに今だ手付かずなのだから何時になる事やら。
最も急いでリニューアルしても赤字が増えるだけだろうから急ぐ事もないかも。

                 
                                 ゴールの金谷駅

 ゴールの金谷駅に11時15分に到着した。所要時間は2時間35分なので地図記載の3時間より25分速い事になる。
歩行速度はいつものペースより若干早かったかな? 何しろ人が多くあまり抜かされてばかりいるのも面白くないので自然に
ペースは上がってしまった。大体10人追抜くと3・4人に追い抜かれる感じで歩いていた。
それでも後半になれば牛蒡抜きになるだろうと予測していたが、そうは問屋は卸さず同じようなペースで終始した。
1人くらい顔見知りに会うかと思ったが知っている人は一人もいなかった。おかげで喋ったのは 「ありがとう」ばかりだった。

 ゴールの受付は "参加カード" を持っている人は当日の判を押してもらい、判が溜まると景品が貰えるようだ。
一応私も参加カードは受け取ったが、有効期限が1年で10回以上参加しなければならないので多分無効になるだろう。
だが、人は多いが特に気を使う事も無く歩けるので気に入ったコースがあればまた参加しても良いなと感じた。

 スタートの菊川駅は混雑していたが、ゴールの金谷駅は空いていた。私はベンチに腰掛けて弁当を食べだしたが、他に昼飯を
食べている人はいない。途中で食べてくるのか、それとも外食をするのだろうか、チョッと食べにくかった。

 
             東海道線大井川橋梁                            東海道線大井川橋梁

 昼飯を食べ終わってもまだ午前中なので、このまま帰るの勿体ない。ならば今日の電車の乗車駅まで歩いて帰ろう。
それならまだ歩いた事のない大井川の右岸の道を歩いて島田大橋から六合駅に向かおう。道は多分分かる筈だ。
距離は分からないが10km程度だろう。なら3時にはゴールできる。

 金谷駅から牧之原台地の東の縁を巻くように東から南に向かった。
この辺りは大井川の "天正の瀬替" が行われる前は川の本流が流れていて、台地に当たった水は向きを変えて島田方面に向っていた。
そのため大雨が降ると島田側は何度となく水害に見舞われていたので、蛇行していた水流を直線にして島田側の水害を少なくした。
それが "天正の瀬替" だが、昨年は瀬替をした部分を更に広げて、水が溜まらないように "平成の瀬替" を行った
(その記事は こちら をどうぞ)

  
         クズ(葛)                      クズ畑?                     トキイロクズ(朱鷺色葛)?

 クズは珍しくも何ともない花だが大井川の流域を歩いていると、その繁殖力の強さに恐れさえ抱いてしまう。
クズは昔から色々利用されていて、根は葛粉(葛湯)にしたり漢方薬の葛根湯にも使われ、蔓も葛布等に利用されている。
なのに何故こんなに他の植物を圧倒するほど増えたのだろう。
その原因の一つに、昔の農家は蔓を縄代わりに利用したり、家畜の飼料としても使っていたので定期的に刈り取っていたが、現在では
そんな利用も途絶え、クズは勝手気ままに伸び放題になってしまっている。
これを打破するためには新しい利用方法が開発されれば良いのだが ・・・・・・・・・・・・

 クズの花は一般的には濃紫色が多いが、時には白や薄いピンク色の花も見かける。
今日は濃紫色と薄ピンクのトキイロクズ(朱鷺色葛)らしき花を見る事が出来た。

 
                  天神社                                  牧之原台地の茶畑

 金谷駅から1時間ほどで県道は西に向きを変え、大井川沿いの道と分かれていて、その分岐点に神社があったので休憩をした。
金谷駅からここまでは時折車には合うが人には会う事は無く、午前中とは大違いだ。
この歩きのどちらが自分に向いているか考えれば、当然午後の一人歩きの方が向いているとは思う。
だが大勢の中を一人歩くのも思ったほど嫌でもなかった。気を使う知人もいなく、一人歩きと同じように黙々と歩けばいいし、飽きて
くれば他人の話に耳を傾けるのも楽しい。
ただ写真を写していると "何を写しているのだろう?" といった怪訝な視線は邪魔だったが。

 牧之原台地の登り坂も大したことなく大茶園の中に入ったが、ここまでが低地の林の中の道がに比べ、台地の上は太陽光線を
遮る物もないカンカン照りの道になった。それでも救いは今日は風があったことだった。

 
           中條金之助銅像                           大井川と大崩山塊

 久し振りの中條さんとの対面。ここからは志太平野が一望できその先には大崩山塊の西の尾根が連なっているのが見える。
写真の右からポコンと飛び出した山は虚空蔵で、いったん下がった所からカンポの尾根が続いている。小さなアップダウンを繰返した
先には花沢山が見えている。花沢山を下れば日本坂峠で本来はこの先に満観峰があるのだが、手前の高草山がその姿を隠している。
高草山から下り気味の尾根を左に進み、最後に少し出っ張った所が北のピークになる。
オッ! 富士山のてっぺんが少しだけ見えている。久し振りに見る富士山だった。

 14時30分六合駅に到着。午後のおまけのコースも爽やかと同じような距離だった。
久し振りに歩いたせいか脹脛から太腿が疲れを通り過ぎて軽い痛みを感じる。
しかしこの痛みなら2日もすれば無くなる痛さなので心配はない。

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