我家の太陽光パネル
東の方向には大崩山塊の北のピ-クや高草山、花沢山が見え、その後ろには富士山も顔を出している
「10年で元が取れる」 と業者の誘いに言葉に乗せられて、我家の屋根に太陽光をパネルを設置してから4年経ちました。
今回は畑違いの話題ですが、太陽光発電に興味を抱いている方の参考になればと紹介します。
面倒くさい事には手を出さない私ですが、
◯1・屋根が陸屋根である。
◯2・日照時間が長い。
◯3・太陽光を遮る物が無い。
の設備上の条件が揃っている上、
◯4・市から補助金が出る。
◯5・発電電力の販売単価が高い。
などもあったことから、2012年8月に設置に踏み切りました。
◯1・屋根が陸屋根である。
我家のある焼津市(旧大井川地区)は、マグニチュード8クラスの巨大地震が発生する東海地震の震源域にあり、
20年前に家を新築するときは、耐震を主体とした陸屋根で箱型の家を建ててしまった。
当初平らな屋根の上にはバーベキュー場や物干し場にする予定だったが、階段や手摺などを設置するの多額の金が掛かる
事が分かり、結局手付けずになっている。
◯2・日照時間が長い。
太陽光発電を設置するにしても日照時間が短ければ発電量は少なくなってしまう。そこで全国の日照時間を調べてみると、
静岡県は7位で、年間日照時間は2215時間と中々の物だった。
更に焼津市を調べてみると全国の自治体の中の53位で日照時間は2094時間となっていた。
これは焼津市の平均値なのか、それともどこか基準点の値か分からないが、私の住む旧大井川地区には山も岡も無く、当時
町内で一番標高の高い場所が、平地に埋土した東名高速道路だった位なので、我家でもこの数値を下回る事はなさそうだ。
◯3・太陽光を遮る物が無い。
いくら日照時間が長くても、近くに高い建物や建造物、それに森や林で太陽光を遮る場所では発電量は少なくなってしまう。
幸いな事に我家の周りに太陽光を遮る物と言ったら、天空に浮かぶ雲くらいの物で、太陽さえ出ていれば発電は可能だ。
しかし日照時間は長いと言っても太陽が顔を出していなければ発電量は下がってしまう。そこで年間好天日数を調べてみると
静岡県は案外低く全国で33位だった。これには少々ガッカリだが、同じ統計資料の中の “年間快晴日数” は全国3位と
奮闘している。一見矛盾しているようにも感じるが都合の良い事は信じておこう。
◯4・市から補助金が出る。
平成24年では焼津市から補助金が40万円弱交付されていたが現在は無いようだ。ただこれは自治体によって違いがあり
多くの自治体は今も補助金を出しているので調べる必要がある。
◯5・発電電力の販売単価が高い。
平成24年の中電の電力買い取り価格は10年固定で1KWH42円だったが、今は31円と12円も下がっている。
パネル設置を健闘している時、この販売価格と補助金が減額になる情報があったので、設置を決断する後押しとなった。
次に投資資金だが、これは設置する人の方針でそれぞれ違ってくる。そこで今回は太陽光パネルとその設置費用のみを
計上することにした。(自己資金を定期利率、ローンの借入利率、補助金の有無などは夫々違う)
◯太陽光設備費用 4,263,000円 太陽光販売単価 1KWH42円
設置時には業者は10年で元が取れると誘惑したが、諸経費や利子など一切の経費を除外し、純粋にパネルの材料費と
設置費だけにしても元を取れていない。
グラフの残額が65%となっているが本来ここは60%以下になっていなければばらない。
この調子で行くとなると10年ではなく11年か12年で一応設備費は償却できる計算になる。
こんな結果になったのは業者の推定発電量が高かったのか調べてみた。
すると推定発電量より低かった月は、12月の2ヶ月だけで後の46ヶ月は全て推定量より実質発電量は多かった。
これなら10年以内に償却できそうだが? 業者の計算違いと思われるが、今更言っても仕方ないな。
月別の発電量を比較してみると
一年で一番発電量が多い月は5月だったが、これは何となくわかる。
本来なら日照時間が一番長い夏至の近くの6月と7月が発電量が多い筈だが少なくなっている。これは梅雨の影響かな。
逆の冬至に当たる12月の低いのは分かるが、その割に1月が健闘しているの何故だろう?
条件の良かった我家の太陽光だが、それでも10年では元は取れそうもない。それが電力の販売価格や補助金の減額で
更に償却期間は長くなりそうだが、パネルの価格が下がっているようなのでどうだろう ・・・・・
計算通りではなかったが太陽光発電を設置した事を後悔はしていません。その理由は
◯1・水の予備タンクが出来た。(震災時用)
◯2・昼間の停電なら太陽光で料理はでき、TVを見る事が出来る。(震災時)
◯3・オール電化にしたためガス代を払わなくなり、毎月の光熱費は大幅に減った。
以上は太陽光を設置すれば、どの家庭でも受けられる利点だが、我が家には他にも大きなメリットが生じた。
それは最初に紹介した我家の屋根の形状が陸屋根で、天井裏が無い事が影響していた。パネル設置前は
◯1・雨音が煩い
雨音の煩さはTVの音声が聞こえないくらいだった。
◯2・熱気がもろに2階の部屋を籠る、
夏は太陽光をもろに受けた屋根の鉄板は、そのまま熱を2階の室内に伝えてしまうので、夏の間の午後は
2階に上がりたくない状態になってしまう。
冬も冷気が下がりやすいのだろうが、これはストーブなどの暖房の所為で余り気にならなかった。
以上の2点は屋根に太陽光パネルを設置した事により大幅に改善され、今は特に支障を感じなくなった。
ただ一点、以前より不便になったのは風呂の全自動機能で、以前はガス釜だったので追い炊きも短時間でできたが
電気となると再度湧き上げるには、時間も金も掛かるようになってしまった。
マーこれも私が妻に続いてサッサと風呂に入れば済む事ですが ・・・・・・・・・・・
太陽光を検討している人の参考になったでしょうか。
東の方向には大崩山塊の北のピ-クや高草山、花沢山が見え、その後ろには富士山も顔を出している
「10年で元が取れる」 と業者の誘いに言葉に乗せられて、我家の屋根に太陽光をパネルを設置してから4年経ちました。
今回は畑違いの話題ですが、太陽光発電に興味を抱いている方の参考になればと紹介します。
面倒くさい事には手を出さない私ですが、
◯1・屋根が陸屋根である。
◯2・日照時間が長い。
◯3・太陽光を遮る物が無い。
の設備上の条件が揃っている上、
◯4・市から補助金が出る。
◯5・発電電力の販売単価が高い。
などもあったことから、2012年8月に設置に踏み切りました。
◯1・屋根が陸屋根である。
我家のある焼津市(旧大井川地区)は、マグニチュード8クラスの巨大地震が発生する東海地震の震源域にあり、
20年前に家を新築するときは、耐震を主体とした陸屋根で箱型の家を建ててしまった。
当初平らな屋根の上にはバーベキュー場や物干し場にする予定だったが、階段や手摺などを設置するの多額の金が掛かる
事が分かり、結局手付けずになっている。
◯2・日照時間が長い。
太陽光発電を設置するにしても日照時間が短ければ発電量は少なくなってしまう。そこで全国の日照時間を調べてみると、
静岡県は7位で、年間日照時間は2215時間と中々の物だった。
更に焼津市を調べてみると全国の自治体の中の53位で日照時間は2094時間となっていた。
これは焼津市の平均値なのか、それともどこか基準点の値か分からないが、私の住む旧大井川地区には山も岡も無く、当時
町内で一番標高の高い場所が、平地に埋土した東名高速道路だった位なので、我家でもこの数値を下回る事はなさそうだ。
◯3・太陽光を遮る物が無い。
いくら日照時間が長くても、近くに高い建物や建造物、それに森や林で太陽光を遮る場所では発電量は少なくなってしまう。
幸いな事に我家の周りに太陽光を遮る物と言ったら、天空に浮かぶ雲くらいの物で、太陽さえ出ていれば発電は可能だ。
しかし日照時間は長いと言っても太陽が顔を出していなければ発電量は下がってしまう。そこで年間好天日数を調べてみると
静岡県は案外低く全国で33位だった。これには少々ガッカリだが、同じ統計資料の中の “年間快晴日数” は全国3位と
奮闘している。一見矛盾しているようにも感じるが都合の良い事は信じておこう。
◯4・市から補助金が出る。
平成24年では焼津市から補助金が40万円弱交付されていたが現在は無いようだ。ただこれは自治体によって違いがあり
多くの自治体は今も補助金を出しているので調べる必要がある。
◯5・発電電力の販売単価が高い。
平成24年の中電の電力買い取り価格は10年固定で1KWH42円だったが、今は31円と12円も下がっている。
パネル設置を健闘している時、この販売価格と補助金が減額になる情報があったので、設置を決断する後押しとなった。
次に投資資金だが、これは設置する人の方針でそれぞれ違ってくる。そこで今回は太陽光パネルとその設置費用のみを
計上することにした。(自己資金を定期利率、ローンの借入利率、補助金の有無などは夫々違う)
◯太陽光設備費用 4,263,000円 太陽光販売単価 1KWH42円
設置時には業者は10年で元が取れると誘惑したが、諸経費や利子など一切の経費を除外し、純粋にパネルの材料費と
設置費だけにしても元を取れていない。
グラフの残額が65%となっているが本来ここは60%以下になっていなければばらない。
この調子で行くとなると10年ではなく11年か12年で一応設備費は償却できる計算になる。
こんな結果になったのは業者の推定発電量が高かったのか調べてみた。
すると推定発電量より低かった月は、12月の2ヶ月だけで後の46ヶ月は全て推定量より実質発電量は多かった。
これなら10年以内に償却できそうだが? 業者の計算違いと思われるが、今更言っても仕方ないな。
月別の発電量を比較してみると
一年で一番発電量が多い月は5月だったが、これは何となくわかる。
本来なら日照時間が一番長い夏至の近くの6月と7月が発電量が多い筈だが少なくなっている。これは梅雨の影響かな。
逆の冬至に当たる12月の低いのは分かるが、その割に1月が健闘しているの何故だろう?
条件の良かった我家の太陽光だが、それでも10年では元は取れそうもない。それが電力の販売価格や補助金の減額で
更に償却期間は長くなりそうだが、パネルの価格が下がっているようなのでどうだろう ・・・・・
計算通りではなかったが太陽光発電を設置した事を後悔はしていません。その理由は
◯1・水の予備タンクが出来た。(震災時用)
◯2・昼間の停電なら太陽光で料理はでき、TVを見る事が出来る。(震災時)
◯3・オール電化にしたためガス代を払わなくなり、毎月の光熱費は大幅に減った。
以上は太陽光を設置すれば、どの家庭でも受けられる利点だが、我が家には他にも大きなメリットが生じた。
それは最初に紹介した我家の屋根の形状が陸屋根で、天井裏が無い事が影響していた。パネル設置前は
◯1・雨音が煩い
雨音の煩さはTVの音声が聞こえないくらいだった。
◯2・熱気がもろに2階の部屋を籠る、
夏は太陽光をもろに受けた屋根の鉄板は、そのまま熱を2階の室内に伝えてしまうので、夏の間の午後は
2階に上がりたくない状態になってしまう。
冬も冷気が下がりやすいのだろうが、これはストーブなどの暖房の所為で余り気にならなかった。
以上の2点は屋根に太陽光パネルを設置した事により大幅に改善され、今は特に支障を感じなくなった。
ただ一点、以前より不便になったのは風呂の全自動機能で、以前はガス釜だったので追い炊きも短時間でできたが
電気となると再度湧き上げるには、時間も金も掛かるようになってしまった。
マーこれも私が妻に続いてサッサと風呂に入れば済む事ですが ・・・・・・・・・・・
太陽光を検討している人の参考になったでしょうか。