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Channel: はぐれ遍路のひとりごと
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四国遍路 いざ四国へ!

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            いざ四国へ
        
  予定は40日から50日、これを越えたら中止。お金も往復の旅費を含めて50万円。
普通の雨風では停滞せずに毎日歩く。そして妻と約束をした4ヶ条を胸に
                   2003年3月12日いざ出発! 

  服装は薄手のトレーナーにウインドブレーカ、大分寒かったが荷物のことを考えると我慢するしかない。
当初は瀬戸大橋経由のJRで徳島に行こうと思ったが、最後に歩く所を最初に電車で走るのも何か気が
進まないので、大阪から直接徳島に入るHWバスにした。

 坂東駅に降り立ち、最初の試練に出会う。
駅前の道を進み左折ししばらく行くと 「霊山寺⇦」 と書いた看板が左側を示している。
だが左は駐車場でその先は幼稚園らしきものがあり道は無い。何回も確認して見たが道は無い。
看板の少し先で女性が立ち話をしていたので 「霊山寺はどう行けばいいのですか」 と聞くと
 「ほらここに石碑があるでしょう。その先がお寺さんですよ」 といささか軽蔑気味に答える。
確かに指を差す方向にお寺があった。私は弁解がましく
 「あそこの看板の矢印は何ですかね?」 と先ほどの看板を指差す。
 「あらまあ! また誰かが動かしたのね」 と今度は女性も弁解がましく答えた。
こんな街中なら誰にでも道を聞けるからよいが、田舎ではそうはいかない。少々不安になると同時に、
もう少し四方を見て道を確認しようと反省。

インターネットの中には1番の霊山寺は 「金儲け主義で何でも高い」 と書いてあったので、
ここでは納経帳、教本、さんや袋、納め札を計5千円で購入。
高いかどうかは比較の対象が無いので判断できない。ただ納経帳を見るとすでに霊山寺の分は記帳されていた。
しかし秩父と違って納経には参詣の日付が入っていない。
日付は後で参考になるので記入して欲しいが、四国の納経には全て日付が無かった。
これは秩父並みに日付を入れてほしい。

初日の宿は2極楽寺の宿坊。ここでは菅笠、白衣、金剛杖を5500円で購入。
当然ここでも高いか安いかは分からない。ただ菅笠は高いけど頑丈な物、金剛杖は鈴や袋が付いてなく
材質が硬いもの、さんや袋は防水の物と品質重視で購入した。
白衣は半袖の上着だけ購入し、納経帳や教本と同じように安いもので我慢をする。

 宿坊は四畳半で、空調、TV付、お風呂は温泉となんだか申し訳ないようだ。
混みそうな1番付近の宿を避けて成功だ。

さあ今日から見ざる(TV,新聞)聞かざる(TV、ラジオ)言わざる(電話)
そして酔わざる(酒)の三猿ならぬ四猿でいこう。

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