菩提山
歩行記録 H29-5-28(日)
歩行時間:7時間10分 休憩時間:2時間35分 延時間:9時間45分
出発時刻:6時45分 到着時刻:16時30分
歩 数:36、750歩(推定距離26.08km) GPS距離24.1km
行程表
農民組合 0:30> 上滝沢バス停 0:10> 農道入口 0:50> 開拓の礎 0:10> 椿山三角点 0:40> 桧峠 0:55>
菩提山 0:20> 林道滝之谷峠 0:25> 笠張山登山口 0:35> 笠張山 0:15> 新道登山口 0:35> 林道滝之谷峠
0:50> 水車村 0:20> 不動峡 0:35> 農民組合430
志太奥周回概略図
菩提山の概略図
菩提山も南側から上るのは初めてです。椿山のように大変でなければ良いが・・・・・
菩提山に向かう農道 荒刈りした茶の木
桧峠で県道と別れ農道に入れば茶畑に囲まれたのどかな眺めになる。
ここでも茶刈りをしている姿が見えたが、お茶を刈っているのではなくそれこそお茶の木を切っているようだった。
一般的にお茶は1年に2・3回収穫をするが、新茶のあと2番茶を収穫しない茶畑は緑の葉が残らないくらいの深く刈込む様です。
こうして茶の木の樹形を整えながら大きさも押さえるのだとか。
こんなに深く刈っても2番茶は採れないものの秋番茶の収穫は出来るそうです。
茶の畝の間に緑の葉があるが、これは刈り残しではなく、刈った茶の葉が畝の間に溜まっています。後でこれを下に落とせば
茶草場農法と同じ効果が得られるようです。
どの茶畑もこの作業を何年かに一度はやらないと、お茶が大きくなり過ぎて機械による茶刈りができなくなってしまうそうです。
農道歩きをしていると農家の人と立ち話をする機会が多いので、自然とこんな知識もつきました。
椿 山 椿山の山桜(白っぽいのが桜です)
今歩いて来た椿山が右手に見えてきた。この椿山が山桜の隠れた名所だと写真添付で教えてもらったのだが、今年は機会を
逃してしまった。ならせめてどの辺りに桜が多いのか調べようと気にしながら歩いたが分からなかった。
桜も花が咲いていれば遠くからでも分かるが、葉桜になってしまえば普通に木と同化して目立たなくなってしまう。
道脇にあれば幹で判断付くがそれにも気が付かなかった。貰った山桜の写真には “桧峠から椿山方面” と記されているが地蔵堂の
ある桜峠からは椿山は見えないので市境の辺りか見たのだろうか?
来年桜を見に来てもこの場所を特定するに時間が掛かりそうだが、さてどうしよう。マー来年は来年。今から心配する事はないか。
桧峠の上 ここから山道
農道から後ろを振り返ると桧峠付近にあった民家や茶畑が見えていた。今の時期が1年で一番優しい色になるが、放置茶畑が
増えてくるとこの優しい色は消え、濃い緑色一色になってしまうだろう。
以前はこの時期に山間の集落を歩くとお茶を蒸した匂いがして目と鼻でお茶を感じたが、最近は匂いの方は無くなってしまった。
理由は集落ごとにあった茶工場が集約され茶工場も放置工場になってしまったからだ。
茶の香りといえば芭蕉の句に 「駿河路や はなたちばなも 茶のにをひ」 という句があり、それをアレンジした広沢虎三の浪曲
「旅ゆけば、駿河の国に茶の香り」 もある。更にチャッキリ節 「花はたちばな、茶のかをり」 ともうたわれている。
しかし実際には辺り一面茶畑の中を歩いてもお茶の匂いなどしてこない。となれば駿河路の茶の香りとは製茶時の茶葉を蒸した
香りだったと思うが、今やその香りは忘却の彼方に去ってしまったようだ。
“きつい” 道 合流部
農道が終った山道入口の標識が、手前を登る道を指して 「ゆるやか」 、奥に行く道は 「きつい」 となっている。
いつもは分岐を案内する標識が無い上から道なりに歩いて、自然に 「ゆるい」 側の道に出ていた。
そこで今日は上の分岐点は何処にあるのかと 「きつい」 道を歩いてみた。
きつい側の道は杉林の中の浅い溝状の道で、溝の中には落葉が積もり柔らかく歩き易かった。これなら杉林と雑木林の間を下る
ゆるい側の道より歩きやすいかもしれないと感じたが、果たしてどうだろう。
そうそうこのきつい側の林の中には、かなりの数のコアジサイが点々とあった。写真に写っている葉もコアジサイです。
きつい道を10分程上ると正面に標識がある場所に出たが、そこの標識は左右の道を指しているだけできつい側は案内してなかった。
成程これでは下りでは自然にゆるいがに行くはずだと納得。マーどちらを歩いても左程変わりはなさそうです。
つつじ コアジサイの山道
菩提山で見かけた花は赤いつつじが数本と見飽きるほどのコアジサイでした。ただここのコアジサイはまだ早すぎて白い蕾状態の
物が多かった。これだけコアジサイを見ると高山南峰に行く気が薄れてしまう。
三角点の標識 三角点
面白みのない林の中の道に標識がポツンと建っている、。標高677.28m二等三角点伊久美村を案内してくれている。
三角点は林の中の踏み跡を10m入ると北向きに埋められた標石があるが、このような場所の三角点は案内が無い限り私には探す
ことが無理なのでありがたい。と云っても何をするわけではなく、ただ拠写真を写すだけですが・・・・。
標識をよく見ると小さく 「677.1」 と標高が書かれている。私は以前は三角点の白い標識に標高を書いて欲しいと思っていたが、2014
年に標高が見直され小さな誤差が生じた所もある。これを地理院で全て訂正するのも難しいので標高を書くのは無理のようです。
でも標高は知りたいので地理院以外の標識には今のように記入して欲しいと思います。
一見痩尾根 山頂直下
この一見痩尾根風の道が出てくれば山頂は近い。菩提山の登りは北側の滝之谷峠側から上るより随分楽で、頂上直下の上りも
距離は短くあっという間に山頂に到着。
山頂表示 山頂の石仏
菩提山の名の謂れは分からないが山頂には石仏が一体祀られている。石仏は古く表面に何が彫られているか分からないが、
菩提とは仏様の名前ではないので何が彫られていようが関係ないだろう。
東の眺め 西の眺め
菩提山からの眺めはハッキリ言ってよくない。それでも東側は条件さえ良ければ藤枝の山間部の集落が見える。今日はこの
景色を眺めながらの昼飯とする。
枯葉の急坂 アセビの曲線美
頂上からは急な下りになり落葉が積もった滑りやすい道を慎重に下るが、そんな場所もすぐ終り、後はのどかな山道になる。
幹をクネクネさせたアセビも時々出てきた。
山 道 林道が見えた
左下に舗装道路が見えてくれば林道の滝之谷峠はもうすぐです。
この菩提山はこちら側から上るとハーハーした上りになるが、逆コースだとかなり楽な道になる。昔の椿山が含まれていない当時の
ハイキングコースが、この楽な方を指定したのも分かるが、椿山が増えてコースではどちら向きが楽だろうか。分かりません。
菩提山 何もなかった林道
菩提山ハイキングコースはこの林道を東に下って水車村に行くのだが、今日は笠張山のコースも調査する予定です。
笠張山も北からは何度も歩いているが、コースに指定されている南の林道からの道を歩いた事はありません。
ただここから水車村に下る道も歩いていないので笠張山の後に歩く予定です。ようはここから笠張山入口までは往復することになる。
椿山の農道と同じような花を期待した林道だが、見事に期待は外れ何もなく詰まらない道でした。
旧滝之谷峠 峠の地蔵
本来の滝之谷峠は峠の地蔵があるこの場所だが、ハイキングコースの滝之谷峠は菩提山を下って出た林道の場所を滝之谷峠と
しているようです。ただその場所には “滝之谷峠” の表示が無いのでここと勘違いしないか心配です。
と、言うのもハイキングガイドには 「菩提山山頂から滝之谷峠、水車村、滝ノ谷不動峡を通り」 と案内してあるからです。
しかもここの滝之谷峠の標識には 「滝之谷⇧」 の案内もある。マー林道の分岐からここまでは10分余り歩かなければならないので
勘違いする人はいない思いますが・・・・・・ しかしもし間違えたら苦労することは必至です。
私は承知してこの道を下ったのですが、途中で踏み跡を外して左右とも沢になった場所に出てしまい引き返したことがあります。
次回は下からリベンジしようと思っていますが、いつになることやら。多分いつかは永遠にいつかのままでしょう。
歩行記録 H29-5-28(日)
歩行時間:7時間10分 休憩時間:2時間35分 延時間:9時間45分
出発時刻:6時45分 到着時刻:16時30分
歩 数:36、750歩(推定距離26.08km) GPS距離24.1km
行程表
農民組合 0:30> 上滝沢バス停 0:10> 農道入口 0:50> 開拓の礎 0:10> 椿山三角点 0:40> 桧峠 0:55>
菩提山 0:20> 林道滝之谷峠 0:25> 笠張山登山口 0:35> 笠張山 0:15> 新道登山口 0:35> 林道滝之谷峠
0:50> 水車村 0:20> 不動峡 0:35> 農民組合430
志太奥周回概略図
菩提山の概略図
菩提山も南側から上るのは初めてです。椿山のように大変でなければ良いが・・・・・
菩提山に向かう農道 荒刈りした茶の木
桧峠で県道と別れ農道に入れば茶畑に囲まれたのどかな眺めになる。
ここでも茶刈りをしている姿が見えたが、お茶を刈っているのではなくそれこそお茶の木を切っているようだった。
一般的にお茶は1年に2・3回収穫をするが、新茶のあと2番茶を収穫しない茶畑は緑の葉が残らないくらいの深く刈込む様です。
こうして茶の木の樹形を整えながら大きさも押さえるのだとか。
こんなに深く刈っても2番茶は採れないものの秋番茶の収穫は出来るそうです。
茶の畝の間に緑の葉があるが、これは刈り残しではなく、刈った茶の葉が畝の間に溜まっています。後でこれを下に落とせば
茶草場農法と同じ効果が得られるようです。
どの茶畑もこの作業を何年かに一度はやらないと、お茶が大きくなり過ぎて機械による茶刈りができなくなってしまうそうです。
農道歩きをしていると農家の人と立ち話をする機会が多いので、自然とこんな知識もつきました。
椿 山 椿山の山桜(白っぽいのが桜です)
今歩いて来た椿山が右手に見えてきた。この椿山が山桜の隠れた名所だと写真添付で教えてもらったのだが、今年は機会を
逃してしまった。ならせめてどの辺りに桜が多いのか調べようと気にしながら歩いたが分からなかった。
桜も花が咲いていれば遠くからでも分かるが、葉桜になってしまえば普通に木と同化して目立たなくなってしまう。
道脇にあれば幹で判断付くがそれにも気が付かなかった。貰った山桜の写真には “桧峠から椿山方面” と記されているが地蔵堂の
ある桜峠からは椿山は見えないので市境の辺りか見たのだろうか?
来年桜を見に来てもこの場所を特定するに時間が掛かりそうだが、さてどうしよう。マー来年は来年。今から心配する事はないか。
桧峠の上 ここから山道
農道から後ろを振り返ると桧峠付近にあった民家や茶畑が見えていた。今の時期が1年で一番優しい色になるが、放置茶畑が
増えてくるとこの優しい色は消え、濃い緑色一色になってしまうだろう。
以前はこの時期に山間の集落を歩くとお茶を蒸した匂いがして目と鼻でお茶を感じたが、最近は匂いの方は無くなってしまった。
理由は集落ごとにあった茶工場が集約され茶工場も放置工場になってしまったからだ。
茶の香りといえば芭蕉の句に 「駿河路や はなたちばなも 茶のにをひ」 という句があり、それをアレンジした広沢虎三の浪曲
「旅ゆけば、駿河の国に茶の香り」 もある。更にチャッキリ節 「花はたちばな、茶のかをり」 ともうたわれている。
しかし実際には辺り一面茶畑の中を歩いてもお茶の匂いなどしてこない。となれば駿河路の茶の香りとは製茶時の茶葉を蒸した
香りだったと思うが、今やその香りは忘却の彼方に去ってしまったようだ。
“きつい” 道 合流部
農道が終った山道入口の標識が、手前を登る道を指して 「ゆるやか」 、奥に行く道は 「きつい」 となっている。
いつもは分岐を案内する標識が無い上から道なりに歩いて、自然に 「ゆるい」 側の道に出ていた。
そこで今日は上の分岐点は何処にあるのかと 「きつい」 道を歩いてみた。
きつい側の道は杉林の中の浅い溝状の道で、溝の中には落葉が積もり柔らかく歩き易かった。これなら杉林と雑木林の間を下る
ゆるい側の道より歩きやすいかもしれないと感じたが、果たしてどうだろう。
そうそうこのきつい側の林の中には、かなりの数のコアジサイが点々とあった。写真に写っている葉もコアジサイです。
きつい道を10分程上ると正面に標識がある場所に出たが、そこの標識は左右の道を指しているだけできつい側は案内してなかった。
成程これでは下りでは自然にゆるいがに行くはずだと納得。マーどちらを歩いても左程変わりはなさそうです。
つつじ コアジサイの山道
菩提山で見かけた花は赤いつつじが数本と見飽きるほどのコアジサイでした。ただここのコアジサイはまだ早すぎて白い蕾状態の
物が多かった。これだけコアジサイを見ると高山南峰に行く気が薄れてしまう。
三角点の標識 三角点
面白みのない林の中の道に標識がポツンと建っている、。標高677.28m二等三角点伊久美村を案内してくれている。
三角点は林の中の踏み跡を10m入ると北向きに埋められた標石があるが、このような場所の三角点は案内が無い限り私には探す
ことが無理なのでありがたい。と云っても何をするわけではなく、ただ拠写真を写すだけですが・・・・。
標識をよく見ると小さく 「677.1」 と標高が書かれている。私は以前は三角点の白い標識に標高を書いて欲しいと思っていたが、2014
年に標高が見直され小さな誤差が生じた所もある。これを地理院で全て訂正するのも難しいので標高を書くのは無理のようです。
でも標高は知りたいので地理院以外の標識には今のように記入して欲しいと思います。
一見痩尾根 山頂直下
この一見痩尾根風の道が出てくれば山頂は近い。菩提山の登りは北側の滝之谷峠側から上るより随分楽で、頂上直下の上りも
距離は短くあっという間に山頂に到着。
山頂表示 山頂の石仏
菩提山の名の謂れは分からないが山頂には石仏が一体祀られている。石仏は古く表面に何が彫られているか分からないが、
菩提とは仏様の名前ではないので何が彫られていようが関係ないだろう。
東の眺め 西の眺め
菩提山からの眺めはハッキリ言ってよくない。それでも東側は条件さえ良ければ藤枝の山間部の集落が見える。今日はこの
景色を眺めながらの昼飯とする。
枯葉の急坂 アセビの曲線美
頂上からは急な下りになり落葉が積もった滑りやすい道を慎重に下るが、そんな場所もすぐ終り、後はのどかな山道になる。
幹をクネクネさせたアセビも時々出てきた。
山 道 林道が見えた
左下に舗装道路が見えてくれば林道の滝之谷峠はもうすぐです。
この菩提山はこちら側から上るとハーハーした上りになるが、逆コースだとかなり楽な道になる。昔の椿山が含まれていない当時の
ハイキングコースが、この楽な方を指定したのも分かるが、椿山が増えてコースではどちら向きが楽だろうか。分かりません。
菩提山 何もなかった林道
菩提山ハイキングコースはこの林道を東に下って水車村に行くのだが、今日は笠張山のコースも調査する予定です。
笠張山も北からは何度も歩いているが、コースに指定されている南の林道からの道を歩いた事はありません。
ただここから水車村に下る道も歩いていないので笠張山の後に歩く予定です。ようはここから笠張山入口までは往復することになる。
椿山の農道と同じような花を期待した林道だが、見事に期待は外れ何もなく詰まらない道でした。
旧滝之谷峠 峠の地蔵
本来の滝之谷峠は峠の地蔵があるこの場所だが、ハイキングコースの滝之谷峠は菩提山を下って出た林道の場所を滝之谷峠と
しているようです。ただその場所には “滝之谷峠” の表示が無いのでここと勘違いしないか心配です。
と、言うのもハイキングガイドには 「菩提山山頂から滝之谷峠、水車村、滝ノ谷不動峡を通り」 と案内してあるからです。
しかもここの滝之谷峠の標識には 「滝之谷⇧」 の案内もある。マー林道の分岐からここまでは10分余り歩かなければならないので
勘違いする人はいない思いますが・・・・・・ しかしもし間違えたら苦労することは必至です。
私は承知してこの道を下ったのですが、途中で踏み跡を外して左右とも沢になった場所に出てしまい引き返したことがあります。
次回は下からリベンジしようと思っていますが、いつになることやら。多分いつかは永遠にいつかのままでしょう。