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Channel: はぐれ遍路のひとりごと
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大崩山塊:農道歩き3

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                       三輪分岐から岡部支所へ 
歩行記録                                                        H29-5-14(日)
歩行時間:7時間30分   休憩時間:1時間30分   延時間:9時間00分
出発時刻:7時15分     到着時刻:15時20分
歩  数:37、499歩(推定距離26.62km)    GPS距離25.4km
行程表
 焼津駅 0:50> 農道入口 0:25> 道標の峠入口 1:05> 兎沢遺跡分岐 1:20> 石部峠入口 0:25> 日本坂峠入口
 0:20> 鞍掛峠入口 0:10> 石脇口 0:25> 笛吹段 0:40> 西の谷口 0:20> 富士見峠下 1:00> 池の平 0:30>
 間違った分岐 0:10> 農道終点 0:25> 間違った分岐 0:40> 北のピーク登山道 0:20> 多福寺 1:00> 県道合流
 0:30> 岡部支所バス停
                                                             
                           三輪分岐から国1バイパストンネル上までの概略図
      
                           国1バイパストンネル上から岡部支所までの概略図
          

 
          ハイキングコースの標識がった                     ここでハイキングコースとはお別れ

  気になっていたハイキングコースと合流。これで少しは安心したがハイキングコースは大杉に向けてまたもや林の中に。
これからの農道もサラサラ自信は無いが何とかなるだろう。

 
         この分岐は上りの直線へ                          もう上では行き過ぎだと左に行く

  分岐に出ました。下から来た農道の突当りには 「高草山 ➩」 の大きな案内板が貼ってある。これは以前にも見た事があるが
どの道を来て見たのか記憶が無い。だが、下から来た道の正面に高草山の案内があるのは、下から来る車が多いからだろう。
なら、下からの道は三輪や本郷から来た道になる。これから行く道は余り車の通らない上から3本目の農道なのだから、ここは直進だ。

  上りの続く道を歩いているとピークのある稜線が見てきた。なんか随分上に来たしまったが大丈夫だろうか?
そんな不安を感じながら歩いていると次の分岐が見えて来た。もう上に行くのはよそう、ここは左の道だ。

          
                   葉が黄色くなった竹林                               藤の残骸

  葉が黄色く変色した竹林がある。竹は60年とか120年に一度枯れるらしいが、枯れる時は地下茎が繋がっている竹の全てが
枯れるという。そのため一つ竹林が全滅してしまう事があるようだ。この黄変はその前兆なのか? 分かりません。

  山でも藤の花の時季には遅く、色褪せた花が枯れて垂れ下がっている状態だった。

 
          アレー?稜線が無くなってしまった                        農道が行止りに!!

  この道が2本目でも3本目でも途中には北のピークへの登り口があるから、例え間違えたとしてもそこから引き返せばよい。
なんて思いながら歩いていたが、中々北のピークの上り口が出てこない。
登り口を見落としたのかと思い出したころ、覆い被さる様に続いていた右側の斜面が無くなり、突然上が開けた茶畑になった。
そんな馬鹿なと思いながらもここは記憶があった。北のピークへ初めて来たとき、登り口を探して農道を歩いていたら、この農道の
終点に出てしまったのだ。
アーァ! やっぱり2本目の農道に来てしまった。もう戻るしかないが何故北のピークの登り口が分からなかったのか?
帰り道は注意しながら歩いて、そこから山道を下の農道に下れば、数分で3本目の農道に着く事ができる。

 
              やっと戻ってきた                                  畑総記念碑

  注意深く歩いた積りだったが、登り口は見つからず元の分岐まで戻ってしまった。今度こそはと右の道を選んで下る。
分岐の少し下に畑総の記念碑が建っていた。これも見覚えがあったので道は間違いはない。

  農道の記念碑は建ててから時が経つと荒れている場合が多いが、ここの記念碑周辺は綺麗に整理されていた。
畑総とは 「畑地帯総合土地改良事業」 のことで “農業生産基盤の整備” を旗印に・農道の整備 ・農業用水施設 ・区画整理などを
主に行う事業で、費用負担は国が50% 県が25% 地元が25%を支出するとなっていました。
この法律のお陰で山間地にも農道が整備され、私も多いに利用させてもらっているので文句が言える立場ではないが、最近は殆ど
車が走っている形跡のない道が増えてきている。そんな農道を見ると建設時に農家負担が無かったからだと思っていた。
しかし地元が25%も負担すると知り驚いたが、農道の中には少しの畑のために延々と続く道もある。そんな道の負担を少ない畑の
持主持ったのだろうか? 少々信じられない話で、きっと抜け道があったのではと今でも疑っている。
通行料を取られても文句も言えない立場なのに “よく言うよ” と自分でも分かっています。
だいたい今回の農道歩きも農道があってこそのコースなのですから。

 
              今度も上に行く道を                              岡部が見えてきた

  畑総の記念碑横に農道の案内地図もあったが、現在地も書いてなく良く分からなかった。しかし今2本目の農道を引き返したのだ
から、もう上に行っても農道が途中で終わる事はない。いや分岐を必ず上に行かなければ3本目の農道に行けなくなってしまう。
そう分かればもう道の心配はない。ゴール予定の岡部の街も見えてきたので後一頑張りです。

 
              北のピークの上り口                             国1バイパスが近づいた

  やっと見覚えのある登り口を見つけた。と言っても見て分かったのではなく、反対側の降り口にあるカーブミラーに巻いてあった
赤いテープを見たからだった。これは北のピークを歩き始めた頃に私が付けたテープで、思わぬところで役に立ってくれた。
それにしても例え似たような法面の斜面が多いとはいえ、何回も歩いている所が分からないなんてボケたものだ。
2本目と3本目の間にある山道を下ればわずかな時間で来れたのに、農道を歩いたせいで45分も掛かってしまいました。

  国1のバイパスがいよいよ近づいてきた。最後の農道はバイパスの先の山を越すのだが、どの辺りを越すのかな。

          
                     独り茶刈り                           バイパストンネルの上辺りだ

  一人で茶刈機を操作してお茶を刈っている人がいた。茶刈りの風景は何回となく見ているが一人でやっているのは初めて見た。
手伝ってくれる家族が居なければ、こうして一人で刈るしかなく、暫くすると一人作業は無理になり放置茶畑になってしまう。

  次にあった分岐は下らずに右に伸びる農道に入った。前回はここを下りバイパスの南側に出たが、今日はバイパスの上を通り
できるなら旧東海道の岡部の街に直接下りたいと思っているが、果たしてどこに出るか楽しみです。
バイパスが真下に見えてきたので、この下はバイパスのトンネルの上辺りだろう。そして後は下りのみになることを願う。

 
          アレー? バイアパスを潜る?                         はて どっちに行けばいい?

  トンネルの上らしき場所を過ぎると期待通り道は下り坂になったが、やけに急な下りのうえに曲りくねった道になった。
その道が平らになるとガードが出てきて、そのすぐ先には山がある。
さっきトンネルの上を越してきたのに今度はガードを潜る? バイパスを越せば旧国1や東海道に出る筈なのに一体何なのだ?
方向化感覚を失い頭がパニックに陥ってしまったようだ。

  そのガードを潜ると丁字の分岐になっていて、一体俺はどっちに行けばいいんだと思案六筒。
アチコチをキョロキョロすると道路の左奥にトンネルが見えた。エッ!チョッと待った。旧国1にはトンネルは無いし、バイパスも1ヶ所
あるだけだ。するとここは越したと思ったトンネルの上をグルグル歩いて、またバイパスの横に出てしまった事になる。
方位磁石を取り出して見て見るとトンネル側は北を指し、反対側は当然南だった。
今日のコースは南の海側から北の岡部側に歩くのだと思い込んでいる。なので北のトンネル側に行きたいが何となく気が進まない。
それより電柱が続いている南側に下った方が民家が早く出てきそうだ。ここは安全策を取ろうと丁字路を右に曲がりました。

 
                   多福寺                                またバイパスを潜る

  バイパス側に見慣れた色の標識が建っていたので回り込んで見てみてみると、なんだー! 標識は岡部の山辺の道ハイキング
コースの物だった。標識に書いてある 「多福寺」 は以前来たことがあるが、見る物がなかったのでその後は来ていない。

もう道は分る。さっき方向感覚がおかしくなったのは、バイパスを越してから大分歩いたので、当然岡部の街の方に出るものだと
思い込んでしまったからだ。後で地図を見れば一目瞭然なのに、自分の頭を過信して地図を持たない事が原因です。と、一応表面的
には反省するのですが、多分これからも地図は持ち歩かないでしょう。頭の隅にこのようなパニックを楽しむ気持ちがある限り。

  もう道は分っています。バイパスの側道を行けば県道焼津岡部線にある本郷入口バス停に出ます。
それならもう少し農道を歩いて少しでも岡部の街に近づこうとまたもやバイパスのガードを潜ります。

 
               メキシコマンネングサ?                         メキシコマンネングサ?

  本当に最後の上りになるであろう道をヨタヨタ登って高台に出ると、そこには多肉植物のような葉を持った黄色の花が咲いていた。
当然名前は分からないので写真に撮り家で調べると、どうやら 「メキシコマンネングサ」 の様でした。説明を読むと
 「多肉質の帰化植物。グランドカバーに利用されるが、道や空地に野生化しているのもある。」 そうです。とこれも最後の受け売り。

 
           県道焼津岡部線に合流                                 岡部支所

  ようやく県道213号焼津岡部線の岡部小学校前に到着しました。
県道を右折すれば岡部支所はもうすぐです。支所の建物の後ろの山は、竹藪が山頂まで生茂り登頂意欲の湧かない山ですが、
これも藤枝市のハイキングコースの指定されている 「里山の道コース」 です。
実は今日は農道歩きが終ったらこのコースも歩こうと思っていたのですが、今は大分疲れてそんな気力は湧いてこない。
そう簡単に諦めたものの、この里山だけで態々歩きに来るのも詰まらないし、ハイキングコースを全て紹介しようと思っているので
いつかは歩かなければならない。余り遅くなると藪蚊や蜘蛛の巣攻撃に晒される恐れもある。なんて悲観的な思いばかりが湧いてくる。
それも全て私の脚力が衰えたからだと分かっているだけに淋しいゴールになってしまいました。、

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