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Channel: はぐれ遍路のひとりごと
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伊豆:達磨山・金冠山1

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       伊豆山稜歩道達磨山から金冠山経由で木負へ 1

歩行記録          H29-2-25(土)
歩行時間:4時間00分   休憩時間:1時間15分   延時間:5時間15分
出発時刻:9時55分     到着時刻:15時10分
歩  数: 19、503歩(推定距離13.84km)    GPS距離12.8km
行程表
 戸田峠バス停 0:50> 達磨山 0:50> 戸田峠 0:15> 金冠山 0:25> 林道横展望台 0:15> 市民の森入口 0:10>
 大洞展望台 0:05> 大杉 0:40> 大滝(不動尊) 0:15> 禅長寺 0:15> 河内農協バス停

                             達磨山から木負までの略図
                    

 去年12月に富士山の展望を求めて伊豆3山を歩いたが、一番期待していた海越しの富士山を見る事ができなかった。
そこで再チャレンジと今度は金冠山からの富士山を眺めようと出かけてきました。
金冠山は今まで3回行っているが、全て船原峠から伊豆山稜歩道の古希山、達磨山を縦走してきている。
だが今回は楽をして土肥峠までバスで行き、そこから歩き出す超らくちんなルートにすることにした。
尤もあそこまで行って達磨山へ登らない手はないので、一応達磨山も対象に入れておいた。
帰りのコースはその時の雰囲気で決める事にしたが、候補としては修善寺の梅林を頭に入れて出発した。

 
                 修善寺駅                                    戸田峠

 修善寺駅から戸田峠の始発バスは間に合わないので、次のバスに乗るため藤枝発6時33分に電車で行く事にした。
寒いので自転車を懸命にこいたせいか予定の1本前の電車に間に合ったので、それに飛び乗り三島に向かうと、今度は三島駅の
伊豆箱根鉄道でもタイミング良く直ぐ電車があり、それに乗り修善寺駅に着いたのが8時24分。バスの時刻の50分も前だった。
しかし所詮は戸田峠行のバスは無く、ただただ寒い思いをして待つだけだった。

 定時に出発したバスはかなりの人が乗っていたが、修善寺温泉で降りた人は3・4人で、残りの多くは乗ったままなので、多分
梅園か虹の郷の見物客かと思っていた。
ところがそこでは誰も降りずに達磨山レストハウス前で山登りの恰好をした人が10人前後降りて行った。多分この人たちは防火帯の
広い芝道を登って金冠山に向かう人たちだろう。
 そして戸田峠では私も含め3人が降りたが、2人はトレランの人で小さなザックを背に早々に達磨山に向けて走って行った。
まだバスにはかなりの人が乗っているが、どうやら戸田へ向かう観光の人のようだ。ここまでのバス料金は740円なので戸田まで
なら千円を越すだろう。
伊豆の観光地は綺麗な景色が多いので楽しいが車でないと交通費が掛かり過ぎる。以前、駿河・伊豆両国横道33観音の遍路を
計画したが、交通費と宿泊費が掛かり過ぎるので止めた事がある。もう少し安ければすぐにでも歩きたいのだが・・・・・

       
          気持ちの良い尾根道                          右を見れば駿河湾に戸田港

 伊豆山稜歩道の船原峠から戸田峠間はこんな感じの気持ちの良い尾根道が多い。過去3回は達磨山から戸田峠に向かったが、
今回は逆コースで達磨山に向かっている。
右(西)を見れば駿河湾が広がり、眼下には戸田港が見えている。

 
          振り返れば 残念富士山は雲の中                           達磨山への道        

 振り返って後ろを見ると今日の目的だった富士山は雲の中。心掛けが悪いから早起きして大枚を叩いて来たのにこの様だ。
気を取り直して南(前)を見れば気持ちの良さそうな道が達磨山まで延びていた。

     
                   達磨山の一等三角点                             山稜歩道の標識

 標高981.3mの達磨山の三角点は一等三角点で点名は達磨山だった。設置場所は伊豆市修善寺と沼津市戸田になっており、
この稜線が両市の境だという事が分かる。標石の向きは南を向いていた。
 富士山の展望台もさることながら360度の展望を誇る達磨山なのに景色の写真をアップしていないのは、そうです富士山は
雲に隠れ、伊豆や箱根の山は霞んでいて見る影もない。

 そんな訳で別の話題を。
写真の標識には戸田峠まで2.15kmとなっているが、私の持っているGPSの距離計は1.5km。そして万歩計の歩数換算では
1.8kmとなっている。
更に伊豆市の伊豆山稜報道のパンフレットは2.6kmとなっていた。果たしてどれが正しいのやら。

 
                車道は右に大曲                               正面は小達磨山

 景色の見えない山頂にいても仕方ないと早々に下山をすることに。一瞬このまま前進して船原峠に向おうかと思ったが止めた。
ここから先の景色は大したことは無いし、たとえ富士山が見えないにしても今日の主目的だった金冠山にも登っていない。
兎も角金冠山に行ってから帰り道を決めようと。来た道を引き返す事に。

 下りながら前を見ると正面に今歩いて来た小達磨山が見え、それを避けるように車道が大きく右に曲がっているのが見え、
その先の高台にはアンテナが何本か建っているのが見えている。そしてその先には沼津アルプスの大平山らしきピークも見える。
なら、あの高台からは内浦湾に浮かぶ淡島と富士山が見えるかも。ヨシ!確認してみよう。
(本心は小達磨山の上りが嫌だったのは内緒です)

       
                白い粒の周辺は湿っている                           霜?

 走っている車は少なかったが車道の脇は木が生茂り景色を隠して何も見えない。平坦な道で歩くには楽だが見るものも無い。
先程からアスファルトで舗装された道路の脇に、ポツポツと丸く湿った跡が見えている。よく見るとその中心には白い物がある。
雪? そんな馬鹿な。では霜か? それも違うような気がする。
そう云えばさっき登った小達磨山の階段の所が白くなっていたが、多分霜だろうと確認しなかった。
なので今回はその白い物を手に取ってみると、指先でつかむ事ができ冷たくもない。潰してみようと指先に力を加えても潰れない。
ポイと投げるとコロコロと転がっていく。これは雪でももちろん霜でもない。一体なんだろう?
無い頭を絞り思いついたのは融雪剤ではないかという事。現地ではそれを調べる術もないので、一応融雪剤としておいて家に
帰ってから調べてみた。
 「融雪剤=塩化カルシウム 短期間に多くの雪を溶かす性能があり、雪が降った後にまいて、急いで雪を溶かしたい時に使用。
  凍結防止剤=塩化ナトリウム 長時間凍結するのを抑える性能。事前に道路にまいておくと凍結を防止できる。」
成程! 今までは融雪剤の言葉しか知らなかったが凍結防止剤というものもあったのだ。するとここの白い粒は凍結防止剤なのか。
判断はつかないが一先ず凍結防止剤の塩化ナトリウムとしておこう。次回歩いていて袋を見かけたら確認することにする。
そう云えばここの車道には、その袋を置いた場所が無かったがどうしているのだろう?

 
               木陰から淡島が見えた                                 戸田峠

 高台のアンテナに登る道だろうと思える入口があった。その入口には鎖が張ってあり車は入れないようになっていた。
でも人間なら問題なく入ることができるが、矢張り鎖を跨いでまで入っていけない。と、急に公徳心が湧いてきて止める事にした。
(な~に、本当はかったるい事を避けたに過ぎない)

 その入口からし越し先に行った所で木陰越しに内浦湾に浮かぶ淡島見えていた。ウーン! 今更遅い、もう戻る気はしない。
そんなこんなで特段なにも無かった車道歩きは終った。

 
            伊豆山稜歩道金冠山入口                              レストハウス分岐

 レストハウスから登ってきた団体はザックも背負っておらず観光客のようだった。
標識を見ながら 「こっちへ行くと金冠山に300mだって、行ってみる?」 と話していたので、チョビチョビ 「金冠山からは景色がいい
ですよ」 と教えてやった。すると責任者らしき男性が「そっちは大変だから行きません。」と言って戸田峠の方に下って行った。

 
                                      金冠山山頂

 丁度正午に金冠山に到着。山頂には2組5人の人がいたが暫くするとどちらも下って行った。
岩がゴツゴツした金冠山の山頂は達磨山の山頂より数段気に入っている。なのに一般的には達磨山が有名で登る人が多い。
今日も達磨山山頂には6人程いて、更に下からは登ってくる人がいた。その多くの人は途中に車を置いて登ってくるようで、皆手軽な
格好だった。
私が達磨山か金冠山のどちらから片方に登るなら当然金冠山だし、距離も時間も金冠山の方が少なくてすむ。
若しこちらにドライブで来て、どちらかの山に登る気があるなら、私は金冠山の方を進めます。但し天城方面は見えませんが。

 先ず富士山を確認すると、ア~ァ! 矢張り駄目だ。それなら風邪を避けて岩陰で食事にしよう。

     

 食事を終えて富士山を確認すると、さっきよりは雲が切れていた。

     
                              内浦湾に浮かぶ淡島と沼津アルプス

 ただただ広い海より、このように入り組んだ入江と島影が見える景色は最高です。
これでこの後ろに富士山があれば最高ですが。
               ↓

                            富士山と内浦湾は大分離れている。

 実際の富士山は内浦湾の後ろではなく大分左に離れた方にあります。
雲で富士山の位置が分かりにくいが矢印の下の白い部分が富士山です。
 内浦湾の後ろに聳える富士山の景色は、伊豆3山の発端丈山下の展望台から見えるのですが、昨年12月に登った時は雲で
見えませんでした。その場所は写真の一番右端付近です。

 その景色は沼津アルプスまで行ってしまうと行き過ぎで、富士山は陸の方に移動してしまいます。
中々うまい具合には行かないものですね。

      
                                               金冠山山頂

 この金冠山と彫られた山頂表示の石は、昭和29年に当時の戸田村の青年団が建てたようです。
ただ石の裏に彫られた文字は 「戸田村 青年団 観光課」 とあるので、当時は青年団の中に観光課があったのかしらなど考えた。
でもそれも変なので、多分戸田村役場の観光課と青年団が協力して建てたのだろう。一先ずそうしておきます。     つづく

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