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Channel: はぐれ遍路のひとりごと
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山の日の焼津3山

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歩行記録                                                           H28-8-11(木)
歩行時間:6時間15分   休憩時間:1時間10分   延時間:7時間25分
出発時刻:6時25分     到着時刻:13時50分
歩  数: 10、632歩(推定距離11.4km)    GPS距離10.1km
行程表
 花沢駐車場 1:35> 高草山 0:45> 鞍掛峠 0:35> 満観峰 0:50> 日本坂峠 0:35> 花沢山 0:20> 石部峠
 1:30> 水車小屋 0:05> 花沢駐車場

 前回7月8日に富士山須走口コノスジ中途道に行ってからひと月以上経ってしまった。
あのコースは海抜2千m以上あったので左程暑くもなく普通に歩けたのだが、その後中々疲れが抜けず体調不良に陥り、
睡眠導入剤のお世話になるようになっていた。
とは言え、睡眠導入剤と言っても弱いやつで、しかもそれを1/4に割って飲むのだからお呪いのような物だと思っているが、
それでも効果あるのだから不思議だ。

 そんな日々を過ごしていると7月末から猛暑が襲ってきて、更に体調不良(単なるブラブラ病だと思うが)は進み、昼間から
エアコンの中でオリンピックや甲子園のTVを見るか小説を読んだり皆さんのブログを見る日々を送っていた。
そんな生活を送っていると効果はてき面で、体重が64kgと6年前の歩きはじめる前の体重に戻ってしまった。
歩き出してからの平均体重は60kg前後で推移していたので、私の適正BMIの60.6kgを満足していた。
それが歩行距離の減った昨年は61.1kgと増えてきたが、まだ普通体重範囲内だったの余裕があった
それが6年ぶりの64kgとなってしまったので慌ててBMIを計算すると、23.22とまだ普通体重範囲内でホッとしたが
このまま自堕落な生活を続けているとじきに肥満体重になってしまいそうだ。

 何とかしなければと、山の日に合わせて高草山、満観峰、花沢山の焼津3山を歩く気になった。
あの山なら体調によってどこからでも下山はできるし、何度も歩いているの以前と比べての体調も判断できるだろう。
それと以前作成した 「大崩山塊ハイキングコース・タイム表」 が残っていたので、これを満観峰の山頂に置いてこよう。

                 
                 高草山山名表示                            高草山三角点

 花沢観光駐車場に停まっていた車は1台だけ。時間は6時半前だが幾ら何でも少なすぎる。きっとこの先にある臨時駐車場が
解放されているのだろうと、先にある臨時駐車場まで行ってみると案の定、駐車場には車が10台ほど停まっていた。
たった300m程の距離なのに、少しでも距離を短くしたい自分の気持ちが分からない。

 ここから花沢城址の下まで行き、そこから石脇口と合流する地点まで農道をさかのぼる。後は石脇口を高草山頂まで行けばよい。
山道に入った次の農道から焼津港が見えるのだが、霞なのか視界はハッキリせず紹介できるような写真は撮れなかった。
途中では早朝登山と思える身軽な格好の人、5人とすれ違う。

 タイムは兎も角無事高草山山頂に到着。神社の温度計は25度で涼しい筈だが風が無く朝がベタベタと暑っ苦しい。
山の日なのに山頂には誰もいないのは何故だろう? 時間が8時なので早すぎるのか、それともこんな猛暑なので低山歩きを
する人はいないのか? 

 高草山の標高は何M? 
最近はドコモの中継所の横に建った山頂杭にある 「502.9m」 が増えてきていると思うが、以前は戦死者の慰霊碑の後ろにある
二等三角点の 「501m」 が主流だった。これからは果たして・・・・・・・・・・

 

 今日はいつもとコースを変えて、山道でなく中継所用の舗装路を初めて下る事にした。
道が太いせいか今まで感じなかった風を感じるのだが、蚊の飛ぶ音が耳元でひっきりなしにするようになった。手に持っていた汗拭き
用タオルを振り回しながら下るのも中々煩わしい。防虫スプレーでもかければ良いのだろうがそんな洒落たものは端から無い。

 時季外れ?のアジサイが所々に咲いている。正確な名前は分からないヤマアジサイの一種だろう。
蚊音の余りの煩さに途中にあった山道への抜道からいつものハイキングコースに戻る事に。

  
             マムシグサ                                    コアジサイ

 春に沢山見たマムシグサが実を付けていた。あの食虫植物のような袋の中に、こんな実があると想像できない実の形だ。
実はまだ青いがこれが秋になれば真っ赤になり、増々マムシグサノ実だとは思えなくなる。

 今度はコアジサイがあったが、花の時季は終っているので付いているのは実?なのか。まるで春先の蕾のようにも見える。
今年は高山南峰のコアジサイを見る事ができなかったが、来年こそ必ずあのコアジサイの群落の中に立ってみよう。

 今日の山行は調子見のなのでいくつかの離脱地を考えていた。その最初の場所が舗装路と山道が最接近した所で、多分ここが
昔の花沢集落と岡部の旧東海道を繋げる街道だったと、勝手に思っている場所だ。
地理院の地図には今も破線で書いてあるが歩く人は少ないようだ。道に入ればお馴染みの手作りの道標もあり迷う事はない。
でも体の調子はまだ大丈夫そうなので、次の離脱地の鞍掛峠に向おう。

 
                踏み跡の出口                                   満観峰山頂

 鞍掛峠はでは3組7人が休憩していたのを見ると、どうやら高草山より満観峰の方が人気があるようだ。特に真夏は陽射しをもろに
浴びる高草山より、日影が多い満観峰の方が人気が高いのだろう。

 蔦の細道への分岐の手前に斜面を登る踏み跡が目に入った。この辺りは地図上では満観峰と日本坂峠を結ぶ尾根に接近している
所なので多分その尾根に向かう踏み跡だろう。
今日のコースは無難なモデルコースなので面白みが少ない。ならこの踏み跡を辿るのも面白いかもしれない。と踏み跡に入った。

 踏み跡を少し登ると左右に続く太い踏み跡があり、そこを左に曲がると虎ロープが張ってあった。危ない場所はないで誘導用の
ロープなのだろうか。道が放置茶畑の小屋の所から、平らに左に向かうようになったので、これでは尾根には出そうもない。
案の定合流した場所は蔦の細道分岐をすぎた満観峰直下の階段の所に出た。
たった6分のアバンチュールは終ったが、近道だったのか遠回りだったのかは分からない。

 満観峰には3組6人が日陰を求めて木陰に休憩をしていた。山の日なのにここも登山者は少ないのも熱中症を恐れてなのか。
私も調子に乗らず無理をしないで止める時は潔く下山しよう。

 
        「大崩山塊ハイキングコース・タイム表」                      案内板と山頂ノート保管箱

 以前徳願寺の尾根の梵天山や大鈩山、飯間山にも置こうと思っていた 「大崩山塊ハイキングコース・タイム表」 が、そのままに
なっていたので山頂ノート保管箱に入れてきた。凡そ40枚ほどだが誰か利用してくれればありがたい。

 
                一の谷四等三角点                                   日本坂峠

 3カ所目の離脱予定地は一の谷の四等三角点から鞍掛峠に下る道なのだが、以前は途中までは茶畑への道があり、それが
過ぎると薄い踏み跡程度の道が三角点のピークまで続いていた。三角点の近くには花沢集落で安置した石の祠があるので、多分
集落の人がたまに利用するだけの道だろうと思っていた。
それが最近尾根から踏み跡に入る入口がやけに太くなっていたので、近いうちに歩こうと思っていた。この道は上りも下りも余り
メリットを感じる事がない道なので、こんな時でもないと歩けないと思っていたが、まだ体調は大丈夫だ。ここもパス。

 最後の離脱予定地の日本坂峠に着いたがまだ大丈夫そうだ。先に進もう。

 
            静岡市街と富士山                                 富士山アップ

 焼津の展望地を過ぎ、静岡の展望地まで来れば山頂は近い。この展望地は静岡市街の上に富士山を望める場所で、カメラを
構えると富士山の白い山頂が見えていた。
ズームでもう一枚写して山頂に向かう。

 
                花沢山山頂                                日本坂三等三角点

 時々コメントを書いてくれる松理さんのブログで三角点を特集していた。その中に三角点の保護の形態がいろいろ紹介されていたが
花沢山山頂の日本坂三等三角点はどうだろう。
現在北側は板根に覆われているが、あと何十年もすると後ろの根も成長して三角点の標石を囲んでこないか。そうなれば珍しいと
名所になるかもしれない。タイのアユタヤにある 「木の根に埋まった仏頭」 のように・・・・・・・・

 今時富士山が雪に覆われているわけはない。私も一瞬勘違いしてしまいました。(前項の富士山)

                 
            この根の先で止まった                             落ちた斜面

 今日は調子が良くても花沢山下の石部峠から先には行かず、峠から花沢の水車小屋に戻る事にしている。
石部峠では若干未練を残しながらも下り道に入った。二輪草やクマガイソウの咲く場所を探しながら歩いたが見つからない。
私の探し方が悪いのかそれとも花の場所が土砂を被ってしまったのか見つける事ができなかった。

 そんなとき突然頭から斜面に落ちたようで、慌てて草や枝を求めてたが何も手に触れない。ガツンと胸に衝撃を受けて落下は
止まったが行きが停まるほど胸が痛い。
ジワジワと手を動かしてみるが痛みはなく、足を動かしても痛みは感じない。ではと体を起こそうとすると胸に痛みが集中して
動かすことが出来なかった。
胸の下には古い木の根の先が見えるが、これが刺さったのかと恐る恐る胸のあたりを触るが手には血は付いてこない。軽く
胸の回りを押さえてみるが痛みは感じない。どうやら木の根は刺さっておらず骨折もしていないようだ。不幸中の幸いだ。

 いつまでもこんな不自然な恰好でいると誰かに見られれば遭難者と思われてしまう。とは云え動くと痛いので暫くそのままの
恰好で動かないでいて、気分が落ち着いてからジワリジワリと態勢を整えた。足を下にして斜面に腰かけて下を覗くと草や木の
無い斜面が3mほど続きその下は河原で石がゴロゴロしていた。
胸は痛いがこの木の根があったお陰で下まで落ちずに済んで不幸中の幸いだったろうか。それとも斜面もそんな急ではないので
落下は途中で止まったのだろうか。どっちが幸いだか今は分からない。

 上を見ると矢張り左程急でもない斜面が5m程続いていた。ここを落ちたのだろう。見た目には何も怖さを感じる斜面ではない。
しかし今は直登は出来そうもないので山道が下る方向に歩きやすいルートを求めた。
落下してからどのくらいたったのか正確には分からないが、石部峠から水車小屋は常なら40分もあれば十分行けるのが、今回は
1時間30分も掛かってしまった。単純計算なら落下して50分ほど動かずいた事になる。
幸い誰も来なかったのでみじめな格好を見せる事がなく本当に良かった。

 落下地点と思われる場所に立ったが全然怖い場所ではなく、若し尻から落ちたなら摩擦で自然停止してしまうような斜面だ。
問題は何故頭から落ちたのか分からないことで、落下直前躓いた記憶はない。小砂利で滑ったなら尻もちを搗くだろうに何故だ。
道が狭くて踏み外したのだろうか? 加齢現象でいや老化現象で反応感覚が鈍ってきたのだろう。困ったものだ。

 胸の周りを動かすと強烈な痛みが走るので、なるべく体を動かさない様に水車小屋を目指して下ったが、誰にも会わなかったのは
幸いだった。こんな格好を見ればきっと寝違えて首を動かせないのに山に来たと思われたに違いない。

 何だか石部峠から無理をしないで下ったのが良かったのか、次の道標の峠を下った方が良かったか分からない状態になって
しまったが、様子見の山行は思わぬ結果になってしまった。



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 翌日になっても痛みが引かないようなら整形外科に行こうと思っていたが、翌日痛みは変わらないが多分打身だけだろうと
湿布を張って誤魔化す事にした。
打った場所は胸と胸の真ん中で、胸の谷間が一番深い所だった。3cm四方が赤くなっているが腫れてはいない。
寝返りや咳やクシャミをすると体が熱くなるほどの痛みはあるが、これも2・3日の我慢だろう。

これに懲りず21日は知人ウォークで竜爪にチャボホトトギスを見に行く予定です。
あの階段から落ちないようにですって、そうですね、注意します。でも恐れてばかりいたら何処にも行けなくなってしまいます。

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