歩行記録 H28-7-8(金)
歩行時間:4時間50分 休憩時間:1時間30分 延時間:6時間20分
出発時刻:6時20分 到着時刻:12時40分
歩 数: 10、632歩(推定距離11.4km) GPS距離10.1km
行程表
須走口5合目 1:10> 6合目・長田山荘 0:30> 須走口砂払5合目分岐 0:45> 吉田口6合目 0:40> 砂払5合目分岐
0:35> 6合目・長田山荘 0:20> 砂払5合目 0:15> 須走口5合目 0:20> 小富士 0:15> 須走口5合目
滑沢(なめさわ) 滑沢(なめさわ)
石楠花が少なくなってきた辺りで岩盤の沢に遭遇した。
この沢は粘度の低い溶岩が流れた跡とかで、普通の黒くゴツゴツした溶岩と違い、白くて滑らかな感じだった。
一見滑りそうだったがそんな事もなく渡り終り、後ろを振り向くと沢の表面を溶岩が流れた事が一目で分かる状態になっていた。
この沢の事を 「滑沢(なめさわ)」と紹介しているブログがありました。
下山道への分岐 また滑沢
石楠花は須走側の方が多く咲いていて、吉田側に行くに従い花も木も少なくなってきた。
須走口六合目から30分ほどの所に 「須走口砂払い五合➡」 の道標があった。それなら帰りはこの道を下れば新しい道でしかも
近道になりそうだ。と、思ったのだが、考えて見ると納得がいかなかった。
何故なら五合目から六合目の登山道は下山道の右側(南)にあり、さらに六合目から左に真横に進んでここに来ている。
それなのに何故下山道にある砂払い五合に行けるのだろう?
登山道では途中に下山道との合流部があったが、それ以外の道は気づかなかったが、大丈夫だろうか。
決断は帰りにここに戻ってきた時にしよう。その時の疲れの状態でも違ってくるのだからと先延ばしにした。
また滑沢があった。今度は先ほどより細かったが上にも下にズット続いているように見える。この沢の先に何かあれば歩くのも
面白そうだ。
雲海がちぎれてきた 砂礫地帯
雲海が千切れてきて山の姿が大きくなってきたが、山の名前は皆目わからない。もう山梨県側の山なのだろう。
広い砂礫地帯に出合うが上にも下にも何もなく、ただ細い踏み跡が前方に続いているだけだった。
傾斜した白樺 白樺の間に石楠花が
砂礫帯を過ぎまた樹林帯に入ると今までと樹形が変わり、白樺(多分)が上に延びずに根元から斜めに伸びていた。
多分雪が下に滑る圧力で変形したのだろう。
林中を進んでいくと白樺の下にまた石楠花が増えてきた。ただ花は殆ど咲いていなく葉っぱばかりだ。
盛りを過ぎたのかこれからなのか分からないが、須走側と吉田側の標高は殆ど変わらないのにどうしてなのだろう。
雪の量は白樺の変形でも分かるように吉田側のが多そうだし、気温も須走より富士五湖方面はのが低そうだ。
ならここの石楠花の盛りはこれからなのだろうか? ただ花だけでなく蕾も殆ど無いのが気にかかる。
砂礫帯の先に吉田口が 上には 何だろう?
また砂礫帯に突入。今度は前方には何やら構造物が見えるが多分あれが吉田口だろう。
上を見ると何だろう? 擁壁のような物が見えているが何だか分からない。さらに近づくと擁壁と思われるコンクリの下には脚のような
土台が付いている。雪崩除け? でもその下はこの砂礫帯で雪崩でつぶれるような物はない。
下を見るとはるか下の方に砂防ダムらしき堰堤が幾つか見えていた。
イヤーなんだあれは。雲海から千切れてきた雲が下からズンズン上がってきているが、まさか霧がくるのか。
何しろ3年前に御殿場口の二子山で濃霧に遭遇して怖い経験をしている。それでもあそこはロープが地表に張ってあって、
そのロープが切れた所だけで済んだので良かったが、あの時と同じような濃霧はここを襲ったら・・・・・・
あらためて踏み跡を見たが余りにも薄くて濃霧の中で判断できるだろうか?
吉田口はすぐ先だが、若し霧が濃くなって帰れなくなったらどうしよう。吉田口は開山しているので麓までバスはあるし、須走にも
路線バスは走っている。問題は開山前の須走口で、5合目に行くバスは走っていない。そこのアザミラインの距離は12kmもあり
とても歩くわけにもいかない。ではタクシーとなるのだが山岳料金も掛かるだろうし幾ら取られるだろう・・・・・
急に不安になってきたが、先ずは吉田口までは行ってみようと先を急ぐことにした。
◯◯(?)バラ ◯◯(?)バラ
山のバラは “ゼロ富士” のおり、須山登山道の富士バラ平で見た事があるが、そこのバラの花は白かった。
だがここに咲いているバラは、濃いピンクや赤紫色で富士バラ平の物と種類が違いそうだ。
サンショウバラの特徴を調べて見ると
「葉が山椒に似ていて茎に棘がある。花はバラに似ていて色はピンク色。樹高は3m以上にもなる」 とある。
ここの花も山椒の葉と同じように互生して羽状複葉で茎には棘もある。花はバラに似ているがピンク? マーいいだろう。
だが決定的に違うのは樹の高さで、ここのバラは藪状態で膝下しかない。余り株数は無かったが他の株も同じような高さだった。
これでもサンショウバラとして良いのだろうか?
オッとのんびり花を観賞している暇はない。先を急ごう。
吉田口六合目(安全指導センター) 六合目の標識が入口
バラの所から10分ほどで富士宮6合目に着いた。いや6合目と言っていいのかどうか、標識には 「富士山安全指導センタ」とあり
プレハブの小さな小屋は 「富士山保全協力金」 を聴取する事務所だった。小屋の前には揃いのジャンパーを着た係員が登山者に
声を掛けていた。 兎も角小屋の前まで行き歩行記録を書いていると
「須走側から来たのですか。良く道を知っていましたね。」 と声を掛けてきた。
「丁度石楠花が見ごろで良かったです。」 「そうらしいですね。行ったことはないけど。」
そんな話をしたが私には協力金を求めてこなかった。尤も協力金は “5合目から山頂を目指す登山者” なので私は対象外だが。
実はここから先、頭の中には吉田口の 「御庭」 に行ってみようかとの思いもあった。しかし体調が不安だったこともあり現地で
決断しようとも思っていた。
だが現地の付いた今は、兎も角ガスに巻かれないうちにと六合目の小屋も確認しないまま戻る気になっていいた。
休憩もそこそこにして標識の所に行ったのだが、今歩いて来た道が分からなくなってしまった。
来た時は標識の少し上で登山道に合流したが、そこは岩盤で踏み跡はついていない。来た時は先が見えていたので何ともなく
歩いてしまったのが恨めしい。
黄色のジャンパーの係員も見ているので、冷静な振りをしながらも必死になって踏み跡を探した。
何とか踏み跡を探し当てホッとしたが、何故ここに道標が無いのだろう? 疑問を感じた。
須走口は丸太の道標もあり、その先も樹林帯の中のハッキリした道だった。それに比べ吉田側は道標も無く踏み跡もない。
更に先の砂礫帯の踏み跡も薄かった。
吉田側ではコノスジ中途道をハイキングコースとして認めていないようだ。
吉田側からコノスジ中途道に入るには、標識の上の岩盤を少し先に見えている草付きの丘の下に向えば踏み跡があります。
そこから先は薄いとは云え、霧でも出なければ見失ったり悩んだりする場所はありません。
標識の先に踏み跡が見つからない? そんな人はコノスジ中途道に入らない方が良いでしょう。
ガスが上がってきた 前方にもガスが
増々ガスが近くになってきた。まだ時刻は9時で昼飯には早いが、朝飯が3時半と早かったので既に腹が減ってきた。
でも我慢!我慢! なんとか二つあった広い砂礫帯を通り越して樹林帯まで行こう。そこで昼飯にしようと先を急いだ。
お陰でガスの中に閉じ込められる事は無く樹林帯に戻る事ができた。
砂払い五合の分岐に着いたが、すでに新しい道を歩く気力は無く、そのまま来た道を六合目に戻った。
結局コノスジ中途道は完全貸切で歩く事ができたので200円かかるトイレは利用しないで済んだ。ご免なさい。
下山道(ブル道) 砂払い五合目
六合目の小屋からブル道を下り砂払い五合目に向かった。分岐からの道を気にしながら歩いていると、標識は無かったが
一カ所ロープを張って登山道側に延びている道ああった。多分この道がコノスジ中途道の分岐からの道に違いない。
次回ここを歩く時はこの道を歩いてみよう。
ブル道は途中で七合目から下って来る本来の下山道と合流して五合目に向かう。
砂払い五合目の小屋はまだ営業していなかったが、下山者とも2人に会っただけなので当然と云えば当然か。
歩行時間:4時間50分 休憩時間:1時間30分 延時間:6時間20分
出発時刻:6時20分 到着時刻:12時40分
歩 数: 10、632歩(推定距離11.4km) GPS距離10.1km
行程表
須走口5合目 1:10> 6合目・長田山荘 0:30> 須走口砂払5合目分岐 0:45> 吉田口6合目 0:40> 砂払5合目分岐
0:35> 6合目・長田山荘 0:20> 砂払5合目 0:15> 須走口5合目 0:20> 小富士 0:15> 須走口5合目
滑沢(なめさわ) 滑沢(なめさわ)
石楠花が少なくなってきた辺りで岩盤の沢に遭遇した。
この沢は粘度の低い溶岩が流れた跡とかで、普通の黒くゴツゴツした溶岩と違い、白くて滑らかな感じだった。
一見滑りそうだったがそんな事もなく渡り終り、後ろを振り向くと沢の表面を溶岩が流れた事が一目で分かる状態になっていた。
この沢の事を 「滑沢(なめさわ)」と紹介しているブログがありました。
下山道への分岐 また滑沢
石楠花は須走側の方が多く咲いていて、吉田側に行くに従い花も木も少なくなってきた。
須走口六合目から30分ほどの所に 「須走口砂払い五合➡」 の道標があった。それなら帰りはこの道を下れば新しい道でしかも
近道になりそうだ。と、思ったのだが、考えて見ると納得がいかなかった。
何故なら五合目から六合目の登山道は下山道の右側(南)にあり、さらに六合目から左に真横に進んでここに来ている。
それなのに何故下山道にある砂払い五合に行けるのだろう?
登山道では途中に下山道との合流部があったが、それ以外の道は気づかなかったが、大丈夫だろうか。
決断は帰りにここに戻ってきた時にしよう。その時の疲れの状態でも違ってくるのだからと先延ばしにした。
また滑沢があった。今度は先ほどより細かったが上にも下にズット続いているように見える。この沢の先に何かあれば歩くのも
面白そうだ。
雲海がちぎれてきた 砂礫地帯
雲海が千切れてきて山の姿が大きくなってきたが、山の名前は皆目わからない。もう山梨県側の山なのだろう。
広い砂礫地帯に出合うが上にも下にも何もなく、ただ細い踏み跡が前方に続いているだけだった。
傾斜した白樺 白樺の間に石楠花が
砂礫帯を過ぎまた樹林帯に入ると今までと樹形が変わり、白樺(多分)が上に延びずに根元から斜めに伸びていた。
多分雪が下に滑る圧力で変形したのだろう。
林中を進んでいくと白樺の下にまた石楠花が増えてきた。ただ花は殆ど咲いていなく葉っぱばかりだ。
盛りを過ぎたのかこれからなのか分からないが、須走側と吉田側の標高は殆ど変わらないのにどうしてなのだろう。
雪の量は白樺の変形でも分かるように吉田側のが多そうだし、気温も須走より富士五湖方面はのが低そうだ。
ならここの石楠花の盛りはこれからなのだろうか? ただ花だけでなく蕾も殆ど無いのが気にかかる。
砂礫帯の先に吉田口が 上には 何だろう?
また砂礫帯に突入。今度は前方には何やら構造物が見えるが多分あれが吉田口だろう。
上を見ると何だろう? 擁壁のような物が見えているが何だか分からない。さらに近づくと擁壁と思われるコンクリの下には脚のような
土台が付いている。雪崩除け? でもその下はこの砂礫帯で雪崩でつぶれるような物はない。
下を見るとはるか下の方に砂防ダムらしき堰堤が幾つか見えていた。
イヤーなんだあれは。雲海から千切れてきた雲が下からズンズン上がってきているが、まさか霧がくるのか。
何しろ3年前に御殿場口の二子山で濃霧に遭遇して怖い経験をしている。それでもあそこはロープが地表に張ってあって、
そのロープが切れた所だけで済んだので良かったが、あの時と同じような濃霧はここを襲ったら・・・・・・
あらためて踏み跡を見たが余りにも薄くて濃霧の中で判断できるだろうか?
吉田口はすぐ先だが、若し霧が濃くなって帰れなくなったらどうしよう。吉田口は開山しているので麓までバスはあるし、須走にも
路線バスは走っている。問題は開山前の須走口で、5合目に行くバスは走っていない。そこのアザミラインの距離は12kmもあり
とても歩くわけにもいかない。ではタクシーとなるのだが山岳料金も掛かるだろうし幾ら取られるだろう・・・・・
急に不安になってきたが、先ずは吉田口までは行ってみようと先を急ぐことにした。
◯◯(?)バラ ◯◯(?)バラ
山のバラは “ゼロ富士” のおり、須山登山道の富士バラ平で見た事があるが、そこのバラの花は白かった。
だがここに咲いているバラは、濃いピンクや赤紫色で富士バラ平の物と種類が違いそうだ。
サンショウバラの特徴を調べて見ると
「葉が山椒に似ていて茎に棘がある。花はバラに似ていて色はピンク色。樹高は3m以上にもなる」 とある。
ここの花も山椒の葉と同じように互生して羽状複葉で茎には棘もある。花はバラに似ているがピンク? マーいいだろう。
だが決定的に違うのは樹の高さで、ここのバラは藪状態で膝下しかない。余り株数は無かったが他の株も同じような高さだった。
これでもサンショウバラとして良いのだろうか?
オッとのんびり花を観賞している暇はない。先を急ごう。
吉田口六合目(安全指導センター) 六合目の標識が入口
バラの所から10分ほどで富士宮6合目に着いた。いや6合目と言っていいのかどうか、標識には 「富士山安全指導センタ」とあり
プレハブの小さな小屋は 「富士山保全協力金」 を聴取する事務所だった。小屋の前には揃いのジャンパーを着た係員が登山者に
声を掛けていた。 兎も角小屋の前まで行き歩行記録を書いていると
「須走側から来たのですか。良く道を知っていましたね。」 と声を掛けてきた。
「丁度石楠花が見ごろで良かったです。」 「そうらしいですね。行ったことはないけど。」
そんな話をしたが私には協力金を求めてこなかった。尤も協力金は “5合目から山頂を目指す登山者” なので私は対象外だが。
実はここから先、頭の中には吉田口の 「御庭」 に行ってみようかとの思いもあった。しかし体調が不安だったこともあり現地で
決断しようとも思っていた。
だが現地の付いた今は、兎も角ガスに巻かれないうちにと六合目の小屋も確認しないまま戻る気になっていいた。
休憩もそこそこにして標識の所に行ったのだが、今歩いて来た道が分からなくなってしまった。
来た時は標識の少し上で登山道に合流したが、そこは岩盤で踏み跡はついていない。来た時は先が見えていたので何ともなく
歩いてしまったのが恨めしい。
黄色のジャンパーの係員も見ているので、冷静な振りをしながらも必死になって踏み跡を探した。
何とか踏み跡を探し当てホッとしたが、何故ここに道標が無いのだろう? 疑問を感じた。
須走口は丸太の道標もあり、その先も樹林帯の中のハッキリした道だった。それに比べ吉田側は道標も無く踏み跡もない。
更に先の砂礫帯の踏み跡も薄かった。
吉田側ではコノスジ中途道をハイキングコースとして認めていないようだ。
吉田側からコノスジ中途道に入るには、標識の上の岩盤を少し先に見えている草付きの丘の下に向えば踏み跡があります。
そこから先は薄いとは云え、霧でも出なければ見失ったり悩んだりする場所はありません。
標識の先に踏み跡が見つからない? そんな人はコノスジ中途道に入らない方が良いでしょう。
ガスが上がってきた 前方にもガスが
増々ガスが近くになってきた。まだ時刻は9時で昼飯には早いが、朝飯が3時半と早かったので既に腹が減ってきた。
でも我慢!我慢! なんとか二つあった広い砂礫帯を通り越して樹林帯まで行こう。そこで昼飯にしようと先を急いだ。
お陰でガスの中に閉じ込められる事は無く樹林帯に戻る事ができた。
砂払い五合の分岐に着いたが、すでに新しい道を歩く気力は無く、そのまま来た道を六合目に戻った。
結局コノスジ中途道は完全貸切で歩く事ができたので200円かかるトイレは利用しないで済んだ。ご免なさい。
下山道(ブル道) 砂払い五合目
六合目の小屋からブル道を下り砂払い五合目に向かった。分岐からの道を気にしながら歩いていると、標識は無かったが
一カ所ロープを張って登山道側に延びている道ああった。多分この道がコノスジ中途道の分岐からの道に違いない。
次回ここを歩く時はこの道を歩いてみよう。
ブル道は途中で七合目から下って来る本来の下山道と合流して五合目に向かう。
砂払い五合目の小屋はまだ営業していなかったが、下山者とも2人に会っただけなので当然と云えば当然か。