歩行記録 H28-4-6(水)
歩行時間:6時間25分 休憩時間:1時間25分 延時間:7時間50分
出発時刻:7時00分 到着時刻:14時50分
歩 数: 31、123歩(推定距離22.09km) GPS距離19.4km
行程
二川駅 0:40> 松明峠(東山) 1:00> TV塔 0:15> 普門寺峠 0:15> 神石山 0:10> 雨宿岩 0:30> 多米峠 1:10>
大知波峠 0:25> 富士見岩 0:30> 本坂峠 0:30> 国道出合い 1:00> 三ケ日駅
花の名前が分からない
歩行コース
三つ葉つつじ 奥浜名湖
TV塔のカタクリの群生地で花を見ていたのは私だけだった。他にベンチに座った中年カップルがいたが、話に夢中でカタクリには
目もくれなかった。有難い事です。
写真を撮る事に夢中になって、景色の見えるベンチは行かない私を、彼らもきっと有難い事だと思っただろう。
浜名湖の見える位置が変わってきて奥浜名湖の島も見えてきた。
普門寺峠 望寺岩
豊橋自然歩道には幾つか峠があるが、どこの峠も東(右)に下れば静岡県で、西(左)は愛知県だと思っていた。
なのにこの普門寺峠を東に下るのに 「普門寺自然歩道」 と愛知県側で建てたような標識が建っていた。
きっと普門寺は静岡県だが見所が多いので、愛知県では県境に関係なく案内をしているのだろうと思ってた。だが違った。
実際はこの連峰の尾根の最初からが県境ではなく、つぎにある神石山からが県境の尾根になっていた。
そんなことは冒頭に掲げてあるコースの概略図を見れば簡単に分かる事なのに、時間ばかり気にしてコース自体の検討を
しない私らしいと事です。情けない。
ピークに岩が乱立している所に案内板がある。
「望寺岩 この岩は元堂址の真上にあたります。岩の中央は鋭く尖っている自然の岩で、目印と同時に、人々の畏敬の対象
だったのでしょう。 まさに寺を望む場所ですが、名の由来は境内の境界を示す中世の言葉 「膀示(ぼうじ)」 と考えられます。」
分かったようで良く分からない。特に “この岩は元堂址の真上” の “真上” とは何だ? 岩から麓の寺が見えたということなの
だろうか。岩はかっては磐座のような信仰の対象で、やがて寺の御神体や奥の院として寺の所有物になったのか。
案内板は正直な事も書いてある。“望寺石は後世の解釈で昔は膀示石だった” と。
“膀示” とは辞書には “土地の境界を示すため東西南北の四方に設けたしるし” とある。
なら麓の寺が 「この岩付近は寺の所有物だ」 と声を上げたのだろう。
東海道を歩いていると字は違うが 「傍示石(杭)」 なる物ををよく見かける。
例えば藤枝市仮宿交差点近くには、 「従西田中領」 や 「従東巖村藩」 の傍示石と傍示杭が建っています。
“傍” と “膀” の違いは分からないが、要は 「ここはわが藩の土地だ」と 世間に知らしめたかったのでしょう。
オッとまた道草を食ってしまった先を急ごう。
神石山一等三角点 神石山山頂
普通の三角点の標石より大きい気がして近づいて見ると、神石山の三角点は一等三角点だった。
この三角点の名称は “神石山” で標高324.95mだが、特に “一等” をアピールするものは無い。
一等だからと云って特に騒ぐこともないが、一等三角点の意味を書いた案内板があれば、もっと三角点に興味を引く人が増えるだろう。
山頂には “神石” らしき石が無いので。さっき見た望寺岩の石が名前の由来なのか。
落下した椿 咲いていた椿
前方の道が落下した椿で赤く染まっていた。椿の頃に来ればさぞ見事だろうな。
咲いている写真も写せた。
雨宿り岩(前) 雨宿り岩(裏)
大きな岩があると転ばない様に木をつっかい棒のように置いてあるのを見かけるが、ここの登山者はそんなユーモアは無いのか、
つっかい棒は1本しかなかった。
雨宿り岩ってといっても、これでは雨宿りにならないだろう、なんてまたケチを付けていると、右の方から奥には入れる所があり
そこでなら雨宿りができそうだった。
岩の裏に回ると上に登れそうな感じなので登ってみた。
雨宿り岩(上) 雨宿り岩(上)
絶景と言いかねるが、南には今歩いてきた尾根が見えたいた。勿論東西の景色もみる事ができた。
色の付いたミヤマシキミ(深山樒) 白いミヤマシキミ
ミヤマシキミの花が咲いていた。この花は植物辞典では 「春先に白い小さな花があつまった花序をつける」 と紹介しているが、
どうですか写真のミヤマシキミは薄赤い色が付いていると思いませんか? 同じ場所に咲いていた花は辞典通りの白い花でした。
新種発見かと思いたいが、どうやら違うようです。色の付いた花は既に盛りを過ぎ枯れる寸前の様でした。きっと花が枯れる時に
段々黒っぽく変色する過程なのかもしれないな。
岩と鉄塔 三つ葉つつじ タラの芽??
神石山なのだから鉄塔も岩と一緒の方が映えるでしょう。
くどくてごめんなさい。でも色が素敵です。
私がタラの芽の若木ではないかと思っている、新芽の香りの良い木です。これがタラの芽ならいくらでもあった。
サクラ? ヤマボウシ?
ウーンまたもや名前がハッキリしない花が現れた。
離れて見ると桜のように白い花をいっぱい付けた木だが、葉が少なく光が白い花に透けるようになり辺りを明るくしている。
まるで桜が咲いているように見えるが、近づいて見ると花の形はヤマホウシのようだ。アレーだが花弁が4枚じゃあない。
ではヤマボウシでもないな。それに今まで見たヤマホウシは、葉の上に白い花が咲いていたと思うのだが・・・・
落下した花びら? 多米峠
結局この花の名前も分からなかった。
多米峠に10時半着。朝が早かったので腹が空いてきたので昼飯にした。
湖西連峰案内板
湖西連峰の案内板を見ていると地元の登山者が話しかけてきた。そこで本坂峠から先の情報を聞くと
「本坂峠から先は歩く人が少なく距離が長い。更に峠から駅までの距離も長くなるので薦められない。」 と言う。
そうか地元の歩き慣れた人がそう言うのなら、今日は本坂峠で止めておこうか。更に先の情報を聞くと
「宇利峠の先の湖西連峰にある金山では、土を採る工事で道が無くなってしまったので、金山の山頂でコースを右に折れて林道を
行くしかない。そこに標識は無かったと思うが、全般的に道はあるけど、これからの季節はどうかなぁー」 だそうだ。
少々やる気が無くなったが、次回歩くときに再度検討すればいい。
湖西連峰とは湖西市に接する尾根を指すらしく、今日歩く稜線でいえば神石山から、これから行く富士見岩までの短い間だった。
それなら豊橋自然歩道のほんの一部に過ぎないのだから、湖西連峰とはおこがましい感じがしないでもない。
そういえばさっきの人は中山峠から先を 「湖北連峰」 と呼んでいたっけ。呼名を付けるのは大変だ。
歩行時間:6時間25分 休憩時間:1時間25分 延時間:7時間50分
出発時刻:7時00分 到着時刻:14時50分
歩 数: 31、123歩(推定距離22.09km) GPS距離19.4km
行程
二川駅 0:40> 松明峠(東山) 1:00> TV塔 0:15> 普門寺峠 0:15> 神石山 0:10> 雨宿岩 0:30> 多米峠 1:10>
大知波峠 0:25> 富士見岩 0:30> 本坂峠 0:30> 国道出合い 1:00> 三ケ日駅
花の名前が分からない
歩行コース
三つ葉つつじ 奥浜名湖
TV塔のカタクリの群生地で花を見ていたのは私だけだった。他にベンチに座った中年カップルがいたが、話に夢中でカタクリには
目もくれなかった。有難い事です。
写真を撮る事に夢中になって、景色の見えるベンチは行かない私を、彼らもきっと有難い事だと思っただろう。
浜名湖の見える位置が変わってきて奥浜名湖の島も見えてきた。
普門寺峠 望寺岩
豊橋自然歩道には幾つか峠があるが、どこの峠も東(右)に下れば静岡県で、西(左)は愛知県だと思っていた。
なのにこの普門寺峠を東に下るのに 「普門寺自然歩道」 と愛知県側で建てたような標識が建っていた。
きっと普門寺は静岡県だが見所が多いので、愛知県では県境に関係なく案内をしているのだろうと思ってた。だが違った。
実際はこの連峰の尾根の最初からが県境ではなく、つぎにある神石山からが県境の尾根になっていた。
そんなことは冒頭に掲げてあるコースの概略図を見れば簡単に分かる事なのに、時間ばかり気にしてコース自体の検討を
しない私らしいと事です。情けない。
ピークに岩が乱立している所に案内板がある。
「望寺岩 この岩は元堂址の真上にあたります。岩の中央は鋭く尖っている自然の岩で、目印と同時に、人々の畏敬の対象
だったのでしょう。 まさに寺を望む場所ですが、名の由来は境内の境界を示す中世の言葉 「膀示(ぼうじ)」 と考えられます。」
分かったようで良く分からない。特に “この岩は元堂址の真上” の “真上” とは何だ? 岩から麓の寺が見えたということなの
だろうか。岩はかっては磐座のような信仰の対象で、やがて寺の御神体や奥の院として寺の所有物になったのか。
案内板は正直な事も書いてある。“望寺石は後世の解釈で昔は膀示石だった” と。
“膀示” とは辞書には “土地の境界を示すため東西南北の四方に設けたしるし” とある。
なら麓の寺が 「この岩付近は寺の所有物だ」 と声を上げたのだろう。
東海道を歩いていると字は違うが 「傍示石(杭)」 なる物ををよく見かける。
例えば藤枝市仮宿交差点近くには、 「従西田中領」 や 「従東巖村藩」 の傍示石と傍示杭が建っています。
“傍” と “膀” の違いは分からないが、要は 「ここはわが藩の土地だ」と 世間に知らしめたかったのでしょう。
オッとまた道草を食ってしまった先を急ごう。
神石山一等三角点 神石山山頂
普通の三角点の標石より大きい気がして近づいて見ると、神石山の三角点は一等三角点だった。
この三角点の名称は “神石山” で標高324.95mだが、特に “一等” をアピールするものは無い。
一等だからと云って特に騒ぐこともないが、一等三角点の意味を書いた案内板があれば、もっと三角点に興味を引く人が増えるだろう。
山頂には “神石” らしき石が無いので。さっき見た望寺岩の石が名前の由来なのか。
落下した椿 咲いていた椿
前方の道が落下した椿で赤く染まっていた。椿の頃に来ればさぞ見事だろうな。
咲いている写真も写せた。
雨宿り岩(前) 雨宿り岩(裏)
大きな岩があると転ばない様に木をつっかい棒のように置いてあるのを見かけるが、ここの登山者はそんなユーモアは無いのか、
つっかい棒は1本しかなかった。
雨宿り岩ってといっても、これでは雨宿りにならないだろう、なんてまたケチを付けていると、右の方から奥には入れる所があり
そこでなら雨宿りができそうだった。
岩の裏に回ると上に登れそうな感じなので登ってみた。
雨宿り岩(上) 雨宿り岩(上)
絶景と言いかねるが、南には今歩いてきた尾根が見えたいた。勿論東西の景色もみる事ができた。
色の付いたミヤマシキミ(深山樒) 白いミヤマシキミ
ミヤマシキミの花が咲いていた。この花は植物辞典では 「春先に白い小さな花があつまった花序をつける」 と紹介しているが、
どうですか写真のミヤマシキミは薄赤い色が付いていると思いませんか? 同じ場所に咲いていた花は辞典通りの白い花でした。
新種発見かと思いたいが、どうやら違うようです。色の付いた花は既に盛りを過ぎ枯れる寸前の様でした。きっと花が枯れる時に
段々黒っぽく変色する過程なのかもしれないな。
岩と鉄塔 三つ葉つつじ タラの芽??
神石山なのだから鉄塔も岩と一緒の方が映えるでしょう。
くどくてごめんなさい。でも色が素敵です。
私がタラの芽の若木ではないかと思っている、新芽の香りの良い木です。これがタラの芽ならいくらでもあった。
サクラ? ヤマボウシ?
ウーンまたもや名前がハッキリしない花が現れた。
離れて見ると桜のように白い花をいっぱい付けた木だが、葉が少なく光が白い花に透けるようになり辺りを明るくしている。
まるで桜が咲いているように見えるが、近づいて見ると花の形はヤマホウシのようだ。アレーだが花弁が4枚じゃあない。
ではヤマボウシでもないな。それに今まで見たヤマホウシは、葉の上に白い花が咲いていたと思うのだが・・・・
落下した花びら? 多米峠
結局この花の名前も分からなかった。
多米峠に10時半着。朝が早かったので腹が空いてきたので昼飯にした。
湖西連峰案内板
湖西連峰の案内板を見ていると地元の登山者が話しかけてきた。そこで本坂峠から先の情報を聞くと
「本坂峠から先は歩く人が少なく距離が長い。更に峠から駅までの距離も長くなるので薦められない。」 と言う。
そうか地元の歩き慣れた人がそう言うのなら、今日は本坂峠で止めておこうか。更に先の情報を聞くと
「宇利峠の先の湖西連峰にある金山では、土を採る工事で道が無くなってしまったので、金山の山頂でコースを右に折れて林道を
行くしかない。そこに標識は無かったと思うが、全般的に道はあるけど、これからの季節はどうかなぁー」 だそうだ。
少々やる気が無くなったが、次回歩くときに再度検討すればいい。
湖西連峰とは湖西市に接する尾根を指すらしく、今日歩く稜線でいえば神石山から、これから行く富士見岩までの短い間だった。
それなら豊橋自然歩道のほんの一部に過ぎないのだから、湖西連峰とはおこがましい感じがしないでもない。
そういえばさっきの人は中山峠から先を 「湖北連峰」 と呼んでいたっけ。呼名を付けるのは大変だ。