焼津病院の受付を8時に済ませると、血液検査は15番目の札を貰った。
幸先は良いのだがまだ時間が早すぎて採血は始まっていない。それでも8時20分頃になると採血は始まり8時35分に
採血は終了。
次は肺のレントゲン撮影だが、こちらは待ち時間なしで写してもらう事が出来た。
あとは神経内科と呼吸器内科の検診だけだが問題はこちらで、予約は9時半と10時になっているが果たしてどうなるか。
一先ず窓口に予約票を提出する前に、以前入院していた病棟の図書コーナーに向かった。
入院中はこの図書コーナーのお陰で、何もやる事がない毎日を何とか過ごす事が出来たので感謝していた。
そのお礼と言うわけではないが、家にある小説を検診で病院に来るたびに10冊づつ持ってきて寄付している。
今回で4回目なのでもう40冊にはなっただろう。家には文庫本はまだ十分あるし、文庫本が終れば単行本もある。
所詮本を家に置いといても誰かが処分しなければならなくなる。そんな事ならここに置いておけば誰かが利用してくれるだろう。
神経内科の予約時間の9時半丁度に診察室に呼ばれ検診を受ける。と云っても1か月間の様子を聞かれるのがメインで
「最近は痺れに慣れたのか楽に感じる日が増え、手の痺れは軽くなってきた感じがする。ただ時々痺れと云うか冷えと云うか、
足首から先が冷たくて我慢できない時があるので、そんな時は靴下を2枚履いてカイロを張って、更にもう1枚靴下を穿いたりしている。
リハビリは肺炎が怖いので正月からは外は出歩かなくて、筋トレも一切しませんでした。
その所為か筋肉が柔くなり家の中を歩くだけでも疲れ果てて、階段を上ると動悸が激しく休まないでいられなくなる。
以前聞いた「慢性疲労症候群」 ではないかと思うくらいです。
1か月間大人しくしていたので好不調はあるものの、特段問題なく過ごせませた。」
「今回はブレドニン(ステロイド)を15mgに減らしたが、何か影響が出ましたか?」
「ステロイドを減らすと気分的問題なのか何となく不調になるけど、2・3日経つと減らしたことを忘れ元に戻るようです。
「じゃぁ次回から0.5㎎減らして2.5錠にするけどどうかな?」
「ステロイドは何時かは止めるのでしょう? それなら少しづつでも減らしてください。」
「ステロイドを完全に止めてしまう事はできないと思うが、少しづつ減らしていって体調が変わったら量を増やして元に戻したりを
繰り返し、貴方に対しての適量を探していく事になると思う。」
「えー? そうなるとステロイドとは永久に離れられないのですか?」
「マー血漿交換をしない限りそうなるでしょうね。」
ガク! です。完治は出来ないもののステロイドなどの薬の効果で、症状は少しは軽くなると思っていたのが、どうやら違うようです。
それこそ私は山も旅行も散歩もできない本当の躄になってしまうようです。
かと言って、血漿交換は治る確約が無い限りやる気はありませんので、体力が弱ってくるのを待つだけなのでしょう。
血漿交換をやらない理由ですか? 治る確約が無いのに痛くて怖い事はやりたくありません。。
神経内科ではいつもやる筋力測定の医者との力比べも無く、あとやったのは金属棒の先に丸いゴムが付いた物で関節などを叩いて
音叉を発生させるのだが、この検査で何が分かるのだろうか? いつも疑問に感じていた。
主治医は音叉の音を確認しているのか、それとも関節の先の指などの震えを確認しているのだろうか? 分からない。
マ~どっちにしろこんな検査で分かる事は無いだろうと、知りもしないの馬鹿にしていて質問する気にもなれない。
薬は前回よりステロイドが半錠減っただけで後は同じ。10分も掛からず神経内科の検診は終った。
次は呼吸器内科の検診も予約時間が10分遅れた程度で受ける事が出来た。
こちらは神経内科よりもっと簡単で
「レントゲンはまだ薄い線が残っているが、マー正常と言っていいでしょう。血液の炎症の値も正常に戻りましたので
ほぼ回復ですね。」
フ~良かった。これで今まで完全に止めていたリハビリを再開できる。と喜んだが
「抗生物質の薬は今回までとしますが、気管支炎の薬はまだあと8週間継続しましょう。」だって。
一旦引っ掛かると年齢のせいで中々完治しないのか、それとも病院が患者を手放さないのか?
昼飯を外食する予定だったが10時半には会計も済ませ薬も受け取れて。
食堂に行くにはまだ早すぎるので家で食事をする事に・・・・ 久し振りに王将の餃子を食べようと思っていたのに残念!