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話は3回目の入院生活に戻ります。
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9月4日 免疫グロプリン点滴開始
入院した翌日から始まった免疫グロプリンの点滴は、1瓶50ccの点滴を5瓶、それを連続5日投与する。
出だしの頃は1瓶1時間の割だったが慣れるに従い投入時間を短くし、しまいには1瓶40分程で終わりにになった。
劇的効果が現れるというグロブリンなので、最初の点滴では手足の痺れが軽くなったと感じた気もしたが、これは
期待から来る希望的感触で実際には何の効果も出なかったようだ。
これは同じグロプリンを点滴している人から聞いた話だが
「グロブリンは人が献血した血液から作るので非常に高価で1瓶4万円ほどする。」だって。
すると私場合は前回と今回で50瓶使ったので200万円はすると云う事だ。
点滴をするに当り主治医から薬価の話は何も無かったので、グロブリンは保険が聞くのだろうが、これが自腹で払うと
なると果たして点滴を受けたかどうか・・・・・
いや待てよ保険が聞いたとしても200万の1割負担で20万円もする。ウーン困った。
何時までも個室になんか入っていられないな。 歩行訓練に励まないと。
9月8日 免疫グロプリン点滴終了
点滴をやっていた時もそうだったが、点滴が終ると更に閑になりやる事が無くなる。
個室なので他の患者の話も聞こえてこないので気をそらす事も出来ない。
なら歩行器の練習をしようと大型の歩行器で病棟内を歩くと、歩き過ぎたのか途中で右膝が抜けるように
ヘナヘナと崩れ落ちてしまった。手は歩行器を掴んでいたので、何の衝撃も無く座り込んだだけだったが、
それを見ていた看護師にカルテに書かれてしまった。
そのため会う看護師に 「転んだだって、気を付けないとね。」 と散々言われてしまった。
確かに今度転ぶと “歩行禁止” になりかねないので注意をしないと。
点滴が終った後の1日の日課は、朝飯、主治医の回診がある。と言っても
「お変わりはありませんか? 調子はどうですか?」 の挨拶程度が多い。
昼前になると血圧と体温を看護師が計りに来てくれるが、検査が無い限り看護師と接触はこの程度。
アッ! 大事なことがあった。三度の食事の配膳と片づけをしてもらっていた。
そしてメインは午前と午後の行われるリハビリがあります。
午前は下半身のリハビリで歩行練習とか下半身の筋トレを50分程度行います。
午後は腕や指のリハビリですが、これ何とも煩わしくあまり好きではありませんでした。
例をあげるなら、幾つかの安産ピンをカーテンの布地に差して嵌めたり外したり、長い紐に瘤結びを幾つも結び
次に結んだ瘤結びを解いたりします。
大豆が沢山入った缶の中に最初はナットやボルトを入れて、眼を瞑って時間内に探したりします。
大豆の中に入れるものは徐々に軽く小さい物なり、最後は薄いオハジキでした。
これらの作業は掌がピリピリ痺れているので上手く早くは出来ませんし、それにこれらの作業が早くできたと
してもどうなるものでは無い、と思うせいか熱は入りません。このリハビリは約30分程度です。
現在薬は家から持ってきた血圧の薬を飲んでいますが、これとて自己管理で看護師の手は煩わしていません、
そうなると看護師と話をする事が少なくなるので余計暇を持て余します。
その閑の解消法は前回見つけた “図書コーナー” を利用する事です。
メインは文庫本ですが、まだ読んだ事のない作家や本が何冊もありました。今回も早速これを利用して
堂場舜一、池井戸潤、内田康夫、東野圭吾、湊かなえ、北方謙三、宮部みゆきなどの本を読みまくりました。
中には以前読んだ本もあったが、その全てを覚えているわけではないとそのまま読み続ける始末です。
お陰で余り時間を持て余すことなく個室の生活を送れました。
9月14日 大部屋に移動
午前リハビリから病室に戻ると空のベットがあるだけで、私の私物がありません。
慌ててナースセンターに確認すると 「大部屋に丁度良いベットが空いたので移しておきました。」
ラッキー! これで1日4,300円の無駄な出費はなくなる。
大部屋の病室はトイレやシャワー室に近く、しかも部屋どん詰まりの場所なので廊下を歩く人が少ない。
しかもベットは窓際で明るく日当たりもいし5階の最上階なので眺めも良く、焼津の海岸線から、吉田町の
一等三角点のある高根山も見える。夜ともなると静岡空港の滑走路の誘導灯の明かりも見えていた。
残りの入院期間は、まだ1・2ヶ月あるが、ここなら我慢できそうです。
話は3回目の入院生活に戻ります。
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9月4日 免疫グロプリン点滴開始
入院した翌日から始まった免疫グロプリンの点滴は、1瓶50ccの点滴を5瓶、それを連続5日投与する。
出だしの頃は1瓶1時間の割だったが慣れるに従い投入時間を短くし、しまいには1瓶40分程で終わりにになった。
劇的効果が現れるというグロブリンなので、最初の点滴では手足の痺れが軽くなったと感じた気もしたが、これは
期待から来る希望的感触で実際には何の効果も出なかったようだ。
これは同じグロプリンを点滴している人から聞いた話だが
「グロブリンは人が献血した血液から作るので非常に高価で1瓶4万円ほどする。」だって。
すると私場合は前回と今回で50瓶使ったので200万円はすると云う事だ。
点滴をするに当り主治医から薬価の話は何も無かったので、グロブリンは保険が聞くのだろうが、これが自腹で払うと
なると果たして点滴を受けたかどうか・・・・・
いや待てよ保険が聞いたとしても200万の1割負担で20万円もする。ウーン困った。
何時までも個室になんか入っていられないな。 歩行訓練に励まないと。
9月8日 免疫グロプリン点滴終了
点滴をやっていた時もそうだったが、点滴が終ると更に閑になりやる事が無くなる。
個室なので他の患者の話も聞こえてこないので気をそらす事も出来ない。
なら歩行器の練習をしようと大型の歩行器で病棟内を歩くと、歩き過ぎたのか途中で右膝が抜けるように
ヘナヘナと崩れ落ちてしまった。手は歩行器を掴んでいたので、何の衝撃も無く座り込んだだけだったが、
それを見ていた看護師にカルテに書かれてしまった。
そのため会う看護師に 「転んだだって、気を付けないとね。」 と散々言われてしまった。
確かに今度転ぶと “歩行禁止” になりかねないので注意をしないと。
点滴が終った後の1日の日課は、朝飯、主治医の回診がある。と言っても
「お変わりはありませんか? 調子はどうですか?」 の挨拶程度が多い。
昼前になると血圧と体温を看護師が計りに来てくれるが、検査が無い限り看護師と接触はこの程度。
アッ! 大事なことがあった。三度の食事の配膳と片づけをしてもらっていた。
そしてメインは午前と午後の行われるリハビリがあります。
午前は下半身のリハビリで歩行練習とか下半身の筋トレを50分程度行います。
午後は腕や指のリハビリですが、これ何とも煩わしくあまり好きではありませんでした。
例をあげるなら、幾つかの安産ピンをカーテンの布地に差して嵌めたり外したり、長い紐に瘤結びを幾つも結び
次に結んだ瘤結びを解いたりします。
大豆が沢山入った缶の中に最初はナットやボルトを入れて、眼を瞑って時間内に探したりします。
大豆の中に入れるものは徐々に軽く小さい物なり、最後は薄いオハジキでした。
これらの作業は掌がピリピリ痺れているので上手く早くは出来ませんし、それにこれらの作業が早くできたと
してもどうなるものでは無い、と思うせいか熱は入りません。このリハビリは約30分程度です。
現在薬は家から持ってきた血圧の薬を飲んでいますが、これとて自己管理で看護師の手は煩わしていません、
そうなると看護師と話をする事が少なくなるので余計暇を持て余します。
その閑の解消法は前回見つけた “図書コーナー” を利用する事です。
メインは文庫本ですが、まだ読んだ事のない作家や本が何冊もありました。今回も早速これを利用して
堂場舜一、池井戸潤、内田康夫、東野圭吾、湊かなえ、北方謙三、宮部みゆきなどの本を読みまくりました。
中には以前読んだ本もあったが、その全てを覚えているわけではないとそのまま読み続ける始末です。
お陰で余り時間を持て余すことなく個室の生活を送れました。
9月14日 大部屋に移動
午前リハビリから病室に戻ると空のベットがあるだけで、私の私物がありません。
慌ててナースセンターに確認すると 「大部屋に丁度良いベットが空いたので移しておきました。」
ラッキー! これで1日4,300円の無駄な出費はなくなる。
大部屋の病室はトイレやシャワー室に近く、しかも部屋どん詰まりの場所なので廊下を歩く人が少ない。
しかもベットは窓際で明るく日当たりもいし5階の最上階なので眺めも良く、焼津の海岸線から、吉田町の
一等三角点のある高根山も見える。夜ともなると静岡空港の滑走路の誘導灯の明かりも見えていた。
残りの入院期間は、まだ1・2ヶ月あるが、ここなら我慢できそうです。