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Channel: はぐれ遍路のひとりごと
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島田3山縦走Ⅱ

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歩行記録                                                          H27-11-21(土)
歩行時間:7時間55分   休憩時間:1時間10分   延時間:9時間05分
出発時刻:7時00分     到着時刻:16時05分
歩  数: 37、050歩(推定距離26.6km)    GPS距離23.5km
行程表
六合駅 1:00> 駿河台出合 1:05> 心岳寺出合 0:40> 中山出合 0:10> 双子山 1:05> 智満寺 0:20> 千葉山
 0:35> どうだん原 0:25> 伊太和里の湯 0:50> 矢倉山 0:25> 林道出合 1:00> 島田2中 0:20> 島田駅


                     双子山・千葉山・矢倉山3山縦走Ⅱ

 
                 智満寺                                    奥之院

 智満寺本堂の屋根を見ながら奥の院のある千葉山に向かう。千葉山は島田3山の中で標高(496m)が一番高いが、智満寺で
休憩しているせいか一番楽な感じで登れた。
千葉山に12時ジャストに到着。これで3山中の2山を踏破、いやそれでは大袈裟で2山目に到着した。
六合駅を7時に出て双子山に10時着、そして千葉山に12時着で、ここまでの5時間は想定通りだ。

奥之院は山頂標識を少し下がった所にあり、どうと行った事もない建物だが、ここにもハイカーや参拝者が10人ほどいた。

   
           大杉                       雷杉                    つねたね杉

 奥之院周辺には国の天然記念物に指定されている 「智満寺の十本杉」 そそりたっている。
ハイキングコース上にある写真の3本はいつも見るが、少し離れた所にある一本杉などは、あまり変わり映えはしないだろうと
見に行った事がない。

 
                 吊橋跡                               ペンション前から矢倉山

 前回歩いた時は確かあったと思ったペンションに渡る吊橋が撤去されていた。最近は地方自治体の財政状況が悪いのか、
この様な場所の施設は補修もされず撤去される運命のようだ。
いずれ日本は環境整備の行きと届かない二等国になってしまうのか。
東南アジアなどに行くと公衆電話がイタズラされ受話器が無かったり傷つけられた物が多いが、最近の日本の公衆電話も故障
したり傷ついたままの物も見かけるようになった。収益の上がらない物には手を付けないのだろう。
なのに何十億もかけて国立競技場を造ろうとしたり、動きもしない文殊に兆の金をかけるのだから気が知れない。
段々住みにくい日本になってくるのだろうかと格差社会の底辺に住む年金生活者は憂うのです。

 矢倉山は写真の右側にある山で、麓の煙突のある建物は島田市の焼却場です。


                                  ペンション前から

 
                                     どうだん原

 今年のどうだん原の紅葉は遅すぎたが、それでも紅葉狩りの人は多く中々の盛況です。
(平地の我家のドウダンも紅葉が終わり始めているので覚悟はしていたが)

 
                伊太和里の湯                              ハイキングコースへ
  
 ペンションから続いてきた 「伊太丁仏参道」 と途中で別れ尾川に向かう。分岐に立つ道標は “尾川” となっているがマジック
インクで “伊太和里の湯” と追加しえある。確かにこの方が分かりやすい。
矢倉山にはこの分岐を丁仏参道に下った方が距離は短いのだが、丁仏参道入口の駐車場から焼却場までの上り坂がいやなため
ついつい尾川への道になってしまう。

 前方が開け平地に開墾された先に、車道と田代霊園が見える場所に着いた。ここに立つ道標に、山道の右(西)を指して
 “伊太和里の湯” と書いてある。以前2回道標の指示通り歩いたら伊太和里の湯は沢を挟んだ位置にあり苦労してしまった。
若しかして双子山の標高標識とおなじ団体が設置したのなら連絡をしようかと思っていたら違う団体だった。
それは兎も角3度目の正直と、今回も道標の指示通り右折して行って見た。
するとなんともはや、場違いのような立派な道に繋がっていて、無事伊太和里の湯に着くことができた。
それにしても見てください。例え入浴客のために造ったとしても立派すぎます。この道を入浴客のどの位の人が登るでしょうか。

 
                焼却場の登山口                           一般コース直登コース分岐

 伊太和里の湯の下の広大な空き地が全面太陽光発電に変身していた。以前はこの広い場所をどうするのか疑問だったが、幸い
太陽光発電という収入を得る手段が生まれて島田市は万々歳だろう。

 田代環境プラザの焼却場に 「ご支援に対し心から感謝申し上げます。私たちは必ず復興します! 岩手県山田町」 の垂幕が
掛かっていた。これは東日本大震災で山田町の瓦礫を焼却した事によるお礼だろう。
当時一部市民には、がれきが放射性物質に汚染されていないか心配され、反対運動も起きたていた。

 矢倉山登山道は焼却場を回り込むように建物の右からフェンス沿いに行った裏側にある。
フェンスの曲がり角に毎回見る立札があり、その左前方には矢印の標識もある。
いつもそのまま矢印に従い左折していたのだが、今回は何気なく立札の小さな文字を文字を読んでみた。
 「矢倉山急登コース(バリエーションコース) 一般ルートは左に折れフェンス沿いに進む事」となっていた。
急登コース! それも面白い。急坂は下りは大変だが登りは我慢して歩きさえすればいい。よしこの道を行こう。
だが今まではこの標識に気づいていたのに何故読まなかったのだろう。読めばきっと直登コースに向かっただろうに。
観歩、観歩と云いながらも、まだまだ注意力が足りない。と又もや反省。

 
           ピークに付いた(目印はある)                      壊れたベンチ先は急斜面

 道標こそないが踏み跡はハッキリあり、目印もソコソコに着いていたので迷う事こと無く歩けた。
ロープ場も無く又それを必要とするような場所も無かったが、道は昨日の雨で湿っていてよく滑った。一度は胸から転んでしまった。

 標識から20分ほどで頂の平坦部に到着、思ったよりスムーズに着くことができた。これからこのルートは上りに使って下りは
一般ルートに使おうなど考えながら平らになった踏み跡を行く。
踏み跡の分岐に来たがどちらにも目印は無い。では踏み跡が濃そうな直進の道はと行くと、ベンチが壊れて鉄枠だけになった
物が置いてあった。で、その前方はナントマーとてつもない急斜面で草付だがとても下れる状態ではない。
しかし右にも左に踏み跡はない。仕方なく強引に右に行ってみたが駄目。今度はベンチを経由して分岐まで戻り右の道を行く。
じきに踏み跡は無くなったが更に進むと下りだし、さらに下からは車の排気音が湧きあがってきた。この音は新東名の音か。
これはいけない、矢倉山はピークが幾つもあるのでなく山頂部分は平坦なはずだ。下ってはいけないと又もや分岐まで引返した。
山頂が分からなければ最悪目印のあった平坦部の開始点まで戻ればよい。それでも駄目なら直登コースを下ってもいい。
ただその前に左にある少し高い所を確認しておこうと踏み跡は無いが適当に高台に向かった・

 
                 矢倉山                               掘り返された花壇

 目印があった。と思ったら見慣れた矢倉山が目の前に現れた。何のことは無い最初に平坦部に着いたとき高い所に向かえば
2・3分で山頂に着いたものを、踏み跡と思って直進したのがいけなかった。この時、山頂部に着いたと思い油断して次の目印を
確認しなかったのがいけなかった。それに間違いに気づいてから、矢倉山の山容を考えずに踏み跡ばかり気にしたのも悪かった。
今日は反省の多い日だ。

 矢倉山に2時5分に到着。想定では千葉山から2時間半だが2時間丁度で着いている。順調なペースだ。
しかし道迷いをしたので焼却場から山頂まで40分掛かってしまったが、迷わなければ30分は掛からず登れるだろう。
これは一般ルート歩いた時と殆ど変らないタイムだった。結局山頂部で15分ほど無駄な時間を使ってしまったのだ。

 春来ると黄色の花弁つけたカタクリの花が咲く花壇が、見るも無残に掘り返されていた。
猪の仕業だろう。これでは来春カタクリは見れそうもない。

 矢倉山に登った人で 「景色は見えない」 と言う人がいるが、これは間違いで山頂から西に20mも行くと展望台がある。
山頂に標識もあるので是非寄ってみてください。

                                 矢倉山展望台から
  
                            矢倉山展望台から

 こんな景色を眺めることができます。右の写真の中央には今朝岸山下で見た大井川に架かる島田大橋も見えています。
もっとすっきりした日なら静岡空港を飛び立つ飛行機も見えたでしょう。

 
     農道出合・直進が尾川部落、右がバラの丘                千葉山(中腹の白い物がペンション)

 矢倉山山頂への一般コースは小さな笠を被った道標のある四辻からは1本しかありません。この四辻で伊太和里の湯や
田代方面、そしてこれから歩くバラの丘方面に分かれています。

 山道が尾川部落から上がってくる農道と合流したら、左の写真の右の農道に進みます。左は尾川に下る道で、ここを下れば
尾川にはバス停もあります。
しかし私はここからの道が好きなので今日も右の農道を歩きます。

 
                イチョウ                                     ぎんなん

 右の農道に入ってすぐ黄色い葉を付けイチョウの木がある。近寄ってみると枝にはぎんなんの実は無いが、下には
無数のぎんなんの実が落ちていた。実の外皮は既に変色をしているが、食べるのは実の中身なのだから支障はないだろう。
しかし今日はビニール袋もないので諦める事にしよう。

   
                                  快適な山道

 農道部分も自然林になっている所もあり気持ちが良いが、この道の良さは農道が終わった山道でその良さを味わえる。
若干下り勾配の道は今日一番の速度で歩けただろう。いつもなら終盤モードになってダラダラ歩きになるのだが、そんな事も
なく快適なピッチが続く。

   
                                    板 根

 板根は熱帯地方に多いとされるが、ここでも何本もの板根を見る事が出来る。
残念なのはこの木の名前が分からない事だ。

 途中にバラの丘団地へ分岐と、国一バイパスのガード下に出る分岐があるが、バラの丘に下る分岐の標識が無かった。
しかし団地上の農道は見えているので道が通れなくなったのではないだろう。

        
            ジグザクな道 (ジグザクな場所の地図)                     国1バイパス

 千葉山から続いていた山並みが終盤に掛かった頃、なんとも理解できない道に出る。 
九十九折れになった道が柵で囲まれているのだが、北側の斜面は5回も折れ曲がっている。これが急傾斜ならまだ頷けるが
それ程の斜面ではない。一体この道は歩くのはどういう人だろうか、車も通れない道なので農家の人が歩くとは思えない。
ハイカーもここまで山伝いに歩くのは私のような物好きだけで数は少ないはずだ。
止めよう。この道があるお蔭で山の末端まで歩けるのだから、感謝して当然で文句を言う筋合いではない。
しかしそれにしても面倒くさい九十九折れだ。

 
                   車道合流                              丘陵の最終部

 国1バイパスを渡った最後のピークは茶畑になっている。茶畑の間の簡易舗装された急な坂を下れば島田第2中学校横の
車道に出る。と、坂道の途中で写真を撮り終ったと思ったら、思い切り尻餅をついてしまった。
傾斜が急で滑りそうだと用心はしていたのだが最後に来て油断してしまったのか。何しろ靴底が減って平らになっている靴では
滑るのも当然かもしれないが、膝や足腰が弱ってきたことも確かだ。気を付けないと、と思が何ともしがたい。

 島田駅に4時5分に到着。矢倉山からは1時間45分掛かっている。想定の1時間半より15分余計に掛かったがマーマーの
到着時間だ。全体で9時間5分で5分オーバーだがこれも良しとしよう。

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